生殺与奪の権を他人に握らせるな!!

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子どもに

なんで勉強なんてしなくちゃいけないの?

と聞かれたら、なんと答えればいいんでしょうね?

このパワーワードは今までもそしてこれからも、世のお父さんお母さんたちの頭を悩ませ続けるものだと思います。

私も15年前に学生アルバイトとして塾講師を始めてから、この質問に四苦八苦してきました…(;^_^

パターン1

あなたの夢を叶えるためだよ。勉強頑張れば好きな仕事に就けるよ。

いやいや、夢なんてわかんないし。
てか仕事と円錐の体積とか関係あんの?

パターン2

たとえ大人になってから方程式を使わなくても、数学で勉強した論理的なものの考え方が~。

何言ってるかわけわからんw

パターン3

君だってお金に余裕のある生活がしたいでしょ?
好きな場所に旅行に行ったりしたいよね。
大学へ行けばいい会社に就職しやすいし、将来豊かに暮らせる可能性が増えるよ。

まー俺学年平均より上だし、普通にやってりゃ普通に暮らせるっしょ。

どんな話もなかなか響きません。
実際に大人になってみたことがないですからね。

そこで、先日こんな伝え方をしてみました。

勉強をする目的は、自由に生きるためである。

これが私の考えです。
分かりやすく説明するためにまず、生徒たちにこのプリントを渡しました。

鬼滅の刃 第1巻 38頁から引用

受験の正体…それは

勉強する目的を分かりやすく説明するために、炭治郎と義勇さんに協力してもらいました。

塾長「鬼滅の刃の名シーン、有名ですね。

実はこの生殺与奪の権を他人に握らせるな!!っていう言葉、私が大切にしていることでもあるんです。

じゃあとりあえずこのシーンを…演劇部のAさん、演じてみようか!笑」
(↑なんやかんや言いながら結構楽しく演じてくれました)



塾長「さて今読んでもらったところなんだけど、これって受験と同じなんだよね。

義勇の言う『生殺与奪の権』…これは、君たちの受験の合否を決める権利のことだ。
君たちはいま生殺与奪の権を、学校の先生や高校の試験官に握られているね?

『惨めったらしくうずくまるのはやめろ!!』…これは、できない理由ばかりを並べて、目の前の嫌なこと(勉強)から逃げてしまうことだ。

『奪うか奪われるかの時』…これは、受験当日のことだ。


『主導権を握れない弱者』…これは、学力の低い人間のことだ。


『妹を治す?仇を見つける?』…これは、志望校に合格することだ。

義勇は『学力の低い人間が受験の時になって志望校に合格する』なんて

笑止千万!!

って言ってるんだね。

『弱者には何の権利も選択肢もない』
『悉く力で強者にねじ伏せられるのみ!!』
…ここでいう強者っていうのはなんだと思う?

そう、

勉強のできる人たち

のことだね。

君たちの学校で成績上位の人たち
中学受験を突破して私立中学校に通っている人たち
たくさんお金を払って、専属の家庭教師をつけてもらってる人たちだっている。

学校では『みんな平等』なんてキレイ事を言うかもしれない。
でも、現実は違うでしょ?
受験では、君たちはこの『強者』と戦わなきゃならないんだ。

受験の正体…それは『競争』なんだ。

Sさん、Aさん、Kさん、受験で君たちには『勝つか』『負けるか』、このどっちかしかないんだ。

受験も仕事も恋愛も、日本は競争の国だ!

塾長「そしてこれは大人になっても同じなんだ。

仕事も、恋愛も、日本では全部競争なんだって思わない?

仕事だって、自分からスキルを磨かなかったらいつまでも先輩や上司(強者)のいいなりだ。
恋愛だって、好きな人に振り向かれる努力をしなかったら、誰か(強者)に持っていかれる。

会社の上司に好きな男子…君たちの生殺与奪の権は、いつも誰かに握られてるんだ。
主導権を取り返すためには、『惨めったらしくうずくまって』ちゃ駄目なんだよ!

幸せになりたいんだったら、自分の頭で、知識で、行動で、生殺与奪の権を相手から奪い返せよ!!

これは、いつもサボってばかりで努力もしてこなかった

「指示待ち」の人間には、絶対にできない。

だから勉強する時にいつも教えていること、つまり
「自分の頭で考えて、自分で判断して、自分から行動する」こと

これは

自由に生きるためにすごく大切なこと

なんだ。

必ずしも大学に行かなくてもいい

塾長「だから別に、勉強は大学へ進学するためのものとか、希望の職業に就くためだけのものじゃないと思うんだよね。
そもそも世の中にどんな仕事があるかなんて分かんないでしょ?笑

どんな進路に進んでも、君たちが好きな時に、好きなことができるようにあってほしい。

好きな高校に入って、好きな友だちを作れて、好きな男子と付き合えて、好きな仕事をして暮らせる。
自由に生きられる。


私は君たちが
『奪うか奪われるか、ここぞという時に』『悉く力でねじ伏せられ』てほしくないんだよ。

『誰かに負けないで、自分の好きな選択ができる』ために、いろいろなことを勉強し続けて、行動し続けてほしいんだ。

だからこれからも、先生(=君たちにとっての強者)である私の言いなりにならないでください。
疑問があれば、これでもかというほど詳しく質問してほしい。
自分がなにをすべきか、私に言われた以上のことを自分の頭で考えてほしい。
自分で判断して、自分から行動してほしい。

これからの君たちに、期待しています。


後記:
受験は競争だし、資本主義の国である日本ではあらゆることが競争で決まります。
自分が合格すれば誰かが落ちる。
それは自分の親友かもしれない。
「みんな平等にゴールイン」などというものは存在しない。
自分のゴールは自分で決め、自分で勝ち取る必要があります。
れが、子どもたちがこれから生きていく社会です。

学校では教えられない社会のリアルを教えるのも、会社員や公務員としていろいろな思いをしてきた自分の役割だと感じています。

本当は、「勝ち負け」の先にあるものとか、勝ち・負け以外の第三の選択肢についても考えてほしいと思っているのですが、それはこの子たちがもうちょっと大人になってからにします。