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原稿用紙の正しい使い方
このページでは、「原稿用紙の正しい使い方」をわかりやすく解説するよ！
作文って、改行とかかぎかっこの使い方とか、細かいルールがいっぱいあるよね？
うん。でも、悩んだときはこのページを見れば大丈夫！
「縦書きの原稿用紙の使い方」をどこよりも詳しくまとめたよ！
「横書き」の原稿用紙の書き方はこっちのページにまとめたから、
知りたい人はぜひ見てみてね！（現在作成中｜完成まで少しお待ちください！）↓
1. 題名と名前の書き方
最初に、題名と名前の書き方を紹介するよ！
題名（タイトル）
題名は、上を2～3マス空けて、中央にバランスよく書くんだ。
名前はどこに書くの？
題名の次の行に、下を1～2マス空けて書こう。
名字と名前の間も1マス空けてね！
2. 本文の書き方
段落と改行
①本文の書き始め
②段落を変えるとき
この２つは、上を1マス空けて書き始めるのがルールだよ。
「 」などの記号で書き始めるときでも、書き出しは1マス空けて書くんだよ！
1マス下げは、内容が切り替わることを読む人に伝わりやすくするためのルールなんだよ！
1マス1文字の原則
次のような記号も「1文字」として扱われるから、原則的に1マス1文字で書くよ。
。 (句点｜くてん)
、 (読点｜とうてん)
「 」 (かぎかっこ)
『 』 (二重かぎかっこ)
ただし、例外もたくさんあるから、他の項目も読んで確認してね！
【補足】 使ってはいけない記号：「！」や「？」はNG！
作文では、「！」や「？」、「…」などの記号は使っちゃダメなんだよ！
📌ポイント：
作文・読書感想文・小論文などの改まった文章では、「！」や「？」、「…」といった記号は基本的に使ってはいけません。
ただし、チーム名など、固有名詞などに含まれている場合は例外的にOK！
3. 句読点の書き方
句点（。）と読点（、）
句読点（、。）も、1マスに1つずつ書くよ！
マスの中の右上に、小さく書くのがコツ！
句読点って、行の始めには書いちゃダメなんだよね？
正解！
句読点（、。）が一番上のマスに来そうな時は、「前の行の最後の文字」と同じマスに書くんだよ！↓
句読点と「かぎかっこ」の組み合わせについては、下の方の「▼「 」を書くときの注意点（書く位置など）（リンク）」で説明してるよ！
4. 記号と符号の使い方
「かぎかっこ」
「かぎかっこ」も、1マスずつ使って書くよ！
かぎかっこは、
①会話文
②心の中で思ったこと
③調べたことなどを引用する
この、３つのときに使える記号なんだよ！
１つずつ説明していくね！
1. 会話文を書くとき
会話文を書くときは、４つのポイントがあるよ！
- 会話文を書くときは改行し、新しい行から書き始めます
- 会話文が2行以上続く場合、2行目の最初は1マス下げないのが一般的です
- 会話文の終わりの句点（。）と閉じるかぎかっこ（ 」）は1つのマスに書きます
- 会話文を閉じた後は、改行して次の文を書くことが多いです。この際、1マス下げないのが一般的です
2. 心の中で思ったこと を書くとき
心の中で思ったことには、2つの書き方があるよ！
【パターン①】地の文で書く（かぎかっこを使わないで書く）
📝例文：
今日は運の悪い日だ、と私は思った。
【パターン②】かぎかっこで囲って書く
📝例文：
「今日は運の悪い日だな。」と私は思った。
どちらかというと、かぎかっこを使わない方がオススメだよ！
【補足の説明】「心の中で思ったこと」は改行する？
「心の中で思ったこと」の次の行は、改行した方がいいんですか？
改行しないよ！
「かぎかっこ」を使っているから会話文のように見えるけれど、実際は声を出していませんよね。
読む人に、会話文との違いが分かりやすいように、「思ったこと」の次の行は改行しないんですよ。
3. 調べたことなどを引用するとき
本やインターネットで調べた内容をそのまま作文に使うときは、「 」で囲って引用だと分かるようにするんだ。
「ここは私の意見じゃなくて、本やネットに書いてあったことですよ」って、読む人に分かりやすくするためなんだって！
📝例文：
その本には「南極で温暖化が進んでいる」と書かれていました。
【補足の説明】「調べたこと」は改行する？
「調べたこと」の次の行は、改行した方がいいんですか？
改行しないよ！
「かぎかっこ」を使っているから会話文のように見えるけれど、実際は声を出していませんよね。
読む人に、会話文との違いが分かりやすいように、「調べたこと」の次の行は改行しないんですよ。
ただし、閉じるかぎかっこ（ 」）は、行の始めには書けないから注意！
小さい文字は、右寄りに書くのが一般的だよ。
図解
6. 【行頭のNG ①】「、」「。」や「っゃゅょ」は行の最初に書いちゃダメ！
題名は、上を2～3マス空けて、中央にバランスよく書くんだ。
名前はどこに書くの？
題名の次の行に、下を1～2マス空けて書こう。
名字と名前の間も1マス空けてね！
作文では、行の最初に書いてはいけない文字があるんだ。
たとえば、「、」や「。」、それに小さい文字の「っ・ゃ・ゅ・ょ」。
図解
こういう文字は、前の言葉にくっついて読むものだからだよ！
こういう文字が行の一番上に来そうな時は、その直前の一番下のマスに、前の文字と2文字まとめて書いてね！
図解
7. 数字は「漢数字」で書く
題名は、上を2～3マス空けて、中央にバランスよく書くんだ。
名前はどこに書くの？
題名の次の行に、下を1～2マス空けて書こう。
名字と名前の間も1マス空けてね！
縦書きの原稿用紙では、数字は漢数字（一、二、三…）で書くよ！
NG例
OK例
ケタの多い数字はどうするの？
数字のケタが大きい時の書き方は、2種類のパターンがあるよ！
【パターン①】「千の位まで」の数字を書くとき
- 2024年→二〇二四年
- 1900個→一九〇〇個
【パターン②】「一万以上」の数字を書くとき
- 12,345人→ 一万二千三百四十五人
※この場合は、「約一万二千人」と書く、というテクニックもあるよ！
8. アルファベットで書きたいとき
題名は、上を2～3マス空けて、中央にバランスよく書くんだ。
名前はどこに書くの？
題名の次の行に、下を1～2マス空けて書こう。
名字と名前の間も1マス空けてね！
英語をアルファベットで書くときは、２つのパターンがあるよ！
【パターン①】よく知られている用語や略称（例：UNESCO、GDP、QOLなど）
- アルファベットを縦書きで
- 1マスに1文字ずつ書く
図解
【パターン②】普通の英単語や団体名
- アルファベットを横向きにして
- 大文字：1マスに1文字ずつ書く
- 小文字：1マスに2文字ずつ書く
- 単語と単語の間は半マス空ける
図解
9. 文体を統一する（です・ます／だ・である）
題名は、上を2～3マス空けて、中央にバランスよく書くんだ。
名前はどこに書くの？
題名の次の行に、下を1～2マス空けて書こう。
名字と名前の間も1マス空けてね！
文体がバラバラだと読みにくいから、「です・ます」か「だ・である」か、どちらかに統一しよう。
どっちのほうがいいの？
小論文の場合は、「だ・である」調の方が字数も節約できておすすめだよ。
作文や感想文の場合は、自分の好きな方でOKだよ！
図解
10. 話し言葉はNG！
題名は、上を2～3マス空けて、中央にバランスよく書くんだ。
名前はどこに書くの？
題名の次の行に、下を1～2マス空けて書こう。
名字と名前の間も1マス空けてね！
小論文では、ラフな話し言葉は使わず「書き言葉」を使おうね。
たとえば、こんな言葉がNGだよ！
作文で使ってはいけない話し言葉＆修正例
「とっても／すごく」→「非常に／大変」
「～してる」→「～している」
「まじ／うざい」→「本当に、心から／嫌な気持ちになった、イライラした」
11. 文字数のルール（採点の基準①）
文字数の決まりがあるときは、1文字でも超えたら失格になってしまうことがあるよ。
逆に、少なすぎても評価が下がるから気をつけて！
たとえば 「800文字以内」って指定されたら、どのくらい書けばいいの？
指定字数の8割以上が目安だよ。
800字だったら、640字以上を目指して書こう！
12. 文字数の数え方（採点の基準②）
題名は、上を2～3マス空けて、中央にバランスよく書くんだ。
名前はどこに書くの？
題名の次の行に、下を1～2マス空けて書こう。
名字と名前の間も1マス空けてね！
単純に、原稿用紙のマスの数を数えればOKだよ！
- 1マスに1文字 → 1文字として数える
- 1マスに2文字（英語や記号） → それも1文字として数える
文字数が制限字数ギリギリになっちゃったんだけど…最後のマスに、「文字」と「。」の2文字を入れてもいいの？
それは絶対にダメ！
「最後のマスに2文字書いてはいけない」というルールがあって、これを破るとテストでは0点になってしまうんだ。
うまく調整して、きっちり制限字数に収めてね！
図解
２．かぎかっこの使い方〈8つのルール〉
1. 会話文を書くとき
題名は、上を2～3マス空けて、中央にバランスよく書くんだ。
名前はどこに書くの？
題名の次の行に、下を1～2マス空けて書こう。
名字と名前の間も1マス空けてね！
会話文は「 」で囲むよ。
句点（。）と閉じかぎ（ 」）は同じマスに書くよ！
図解
会話文が2行になったときは、どうやって書くの？
２つやり方があって、
①2行目以降の最初を1マス下げる
②1マス下げずにそのまま書く
どっちの書き方でもOKだよ。
ただし、1つの作文の中で①と②を混ぜちゃダメだからね！
図解
【補足の説明】会話文のあと、改行したら1マス下げる？
会話文の後は改行するよね。
その改行のとき、最初の１マスは空けるの？
それは場合によるよ！
【パターン①】会話文の後も段落が変わらない場合
→1マス下げずに書く
【パターン②】会話文の後、段落が変わる場合
→最初の1マスを下げて書く
題名は、上を2～3マス空けて、中央にバランスよく書くんだ。
名前はどこに書くの？
題名の次の行に、下を1～2マス空けて書こう。
名字と名前の間も1マス空けてね！
プロの書いた小説とかじゃない限り、会話文の後で段落が変わることはほとんどないから、基本は「1マス下げずに書く」と覚えておけば大丈夫だね！
うん！
とにかく「最初の1マスを空けるのは、段落が変わるときだけ」って覚えておけばOKだよ！
2. 心の中で思ったこと を書くとき
心の中で思ったことには、2つの書き方があるよ！
【パターン①】地の文で書く（かぎかっこを使わないで書く）
📝例文：
今日は運の悪い日だ、と私は思った。
【パターン②】かぎかっこで囲って書く
📝例文：
「今日は運の悪い日だな。」と私は思った。
どちらかというと、かぎかっこを使わない方がオススメだよ！
【補足の説明】「心の中で思ったこと」は改行する？
「心の中で思ったこと」の次の行は、改行した方がいいんですか？
改行しないよ！
「かぎかっこ」を使っているから会話文のように見えるけれど、実際は声を出していませんよね。
読む人に、会話文との違いが分かりやすいように、「思ったこと」の次の行は改行しないんですよ。
3. 調べたことなどを引用するとき
本やインターネットで調べた内容をそのまま作文に使うときは、「 」で囲って引用だと分かるようにするんだ。
「ここは私の意見じゃなくて、本やネットに書いてあったことですよ」って、読む人に分かりやすくするためなんだって！
📝例文：
その本には「南極で温暖化が進んでいる」と書かれていました。
【補足の説明】「調べたこと」は改行する？
「調べたこと」の次の行は、改行した方がいいんですか？
改行しないよ！
「かぎかっこ」を使っているから会話文のように見えるけれど、実際は声を出していませんよね。
読む人に、会話文との違いが分かりやすいように、「調べたこと」の次の行は改行しないんですよ。
4. 【行頭のNG ②】 」（カギカッコ閉じる）は一番上のマスに書いちゃダメ！
原稿用紙では、行の最初に書いてはいけない文字があるんだ。
句読点（、。）や、小さい文字の「っ・ゃ・ゅ・ょ」だよね！
うん！
こういう文字は、前の言葉にくっついて読むものだから、「行の一番上に来そうな時は、その直前の一番下のマスに、前の文字と2文字まとめて書く」というルールがあるんだ。
それから、 」（かぎかっこ閉じる）も、行の最初に単独で書くのはNG！
」は前のセリフを終わらせる記号だから、直前の文字と大きく離しちゃいけないんだ。
だから
そっか～！
だから 」（かぎかっこ閉じる）が一番下のマスにきた時は、最後のマスに2文字を詰めて書くんだね！
題名は、上を2～3マス空けて、中央にバランスよく書くんだ。
名前はどこに書くの？
題名の次の行に、下を1～2マス空けて書こう。
名字と名前の間も1マス空けてね！
図解
5. 【行末のNG】「（カギカッコ開く） は、『単独で』一番下のマスに書いちゃダメ！
題名は、上を2～3マス空けて、中央にバランスよく書くんだ。
名前はどこに書くの？
題名の次の行に、下を1～2マス空けて書こう。
名字と名前の間も1マス空けてね！
逆に、「（カギカッコ開く） は、『単独では』行の最後のマスに書いてはダメなんだ。
図解
「 （カギカッコ開く） は、次の言葉にくっついて読むものだから？
その通り！
「 は次の言葉にくっつく記号だから、直前の文字と大きく離しちゃいけないんだ。
だから、「（カギカッコ開く）が一番下のマスにきたときは、1マスの中に次の文字と合わせて書いてね！
6. 読点（、）と「 かぎかっこ 」
題名は、上を2～3マス空けて、中央にバランスよく書くんだ。
名前はどこに書くの？
題名の次の行に、下を1～2マス空けて書こう。
名字と名前の間も1マス空けてね！
読点（、）が会話文の直前に来るときにも注意が必要だよ！
読点（、）も「（カギカッコ開く）も「1文字」だから、それぞれ1マスずつ使って書くんだよ。
図解
ありがちな間違い
7. 句点（。）とカギカッコ閉じる（ 」）
題名は、上を2～3マス空けて、中央にバランスよく書くんだ。
名前はどこに書くの？
題名の次の行に、下を1～2マス空けて書こう。
名字と名前の間も1マス空けてね！
句点（。）とカギカッコ閉じる（ 」）は同じマスに入れるのが正解だよ！
図解
ありがちな間違い
8. 「 かぎかっこ 」と『 二重かぎ 』の違い
題名は、上を2～3マス空けて、中央にバランスよく書くんだ。
名前はどこに書くの？
題名の次の行に、下を1～2マス空けて書こう。
名字と名前の間も1マス空けてね！
「 かぎかっこ 」→ 会話、引用、強調につかうよ
『 二重かぎ 』→ 本の名前や、「 」の中で、さらに「 」を使いたいときにつかうよ
【パターン①】引用
📝例文：
〇〇というウェブサイトには、「地球の気温は毎年〇度ずつ上昇している」と書かれていました。
【パターン②】強調
📝例文：
その瞬間、わたしは彼の「本当の声」を聞きました。
『 二重かぎ 』の例：
・先生は「『ありがとう』は魔法のことばです」と言いました。（会話文の中に会話文を入れたいとき）
・私は、『君たちはどう生きるか』という本を読みました。（本の名前）
まとめ｜ルールを守って、読みやすい作文を書こう！
原稿用紙の使い方は、作文や読書感想文、小論文など、すべての文章の土台になる大切なスキルだよ。
今日のポイントをおさえれば、どんなパターンでもきちんと作文が書けそう！
正しい使い方をマスターして、自信をもって文章を書いていこう！
質問も募集中！
この記事に書いていないことで、“原稿用紙のこんなことがわからない…”と思ったら、SNSのDMで気軽に質問してくれると嬉しいです。
ここに書いてある以外にも、見落としてることがあるかもしれないもんね！
うん！
良い質問があったら、この記事に説明を追加していきたいんだ。
作文で困っている他の人のためにも、質問で協力してもらえると嬉しいです！
↓「原稿用紙の使い方（縦書き）」についての質問はこちらから！↓
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夏休みって作文の宿題が大変なんだよね…
まなびやさんでは、他にもいろんな作文の書き方を紹介してるよ！
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7/24更新：「日本一わかりやすい税の作文の書き方」の動画を公開しました！
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