
こんにちは。まなびやさん塾長の古澤です!
今回は「お問い合わせページ」から寄せられたご質問に回答します!
▶ お問い合わせの内容
「資本主義(しほんしゅぎ)と民主主義(みんしゅしゅぎ)の違いを教えてください」

それではいきます!
1. 資本主義と民主主義の違い

一番大きな違いは、「分野」が違うという点です。
▶ 資本主義 = 経済のしくみ(ルール)
▶ 民主主義 = 政治のしくみ(ルール)

分野が「経済」と「政治」でちがうんですね。

でも、「経済のルール」と「政治のルール」のちがいって、ちょっと難しいかも…

ですよね。
なので、次の章で詳しく説明します!
2. 資本主義とは?(経済のしくみ)

資本主義のキーワードは3つ。
①資本
②資本家
③労働者
です!
①資本とは?

まず、「資本」について説明しますね。
▶ 資本=「お金をもうけるためのお金」のこと

「お金をもうけるためのお金」って、どういうこと?

ちょっと分かりにくいですよね。
たとえば、お金をもうけようと考えたら、まず何をするでしょうか?

魚を仕入れて売る!

ゲームを開発する会社を作る!

そんなふうに、いろいろな方法がありますよね。
でも、どんな方法でお金を稼ぐにしても、元手(もとで)が必要になります。
この元手——つまり、商品を仕入れたり、会社を作ったりするために必要なお金のことを「資本」(=お金をもうけるためのお金)と言います。

お金だけでなく、工場や機械など「商品(=もうけ)を生み出すための設備」のことも資本と呼びます
②資本家 ③労働者とは?

次に、「資本家」と「労働者」について。
これは簡単で、「資本」を持っている人のことを「資本家」と呼びます。

工場や機械、土地やお店を持っていたりする人のことですね!

その通り!
これに対して、資本を持たず、資本家にやとわれて働く人のことを「労働者」と呼びます。

たとえば、会社員みたいな人のこと?

そうです!
現代社会では、わたしたちのほとんどは労働者なんですね。
この「資本家」と「労働者」という区別がはっきり生まれたのは、18世紀後半のイギリスで起きた産業革命(さんぎょうかくめい)がきっかけです。
機械と工場による大量生産が始まると、工場を持つ資本家と、そこでやとわれて働く労働者へと、人々の立場が分かれていきました。

こうして生まれた、
・資本家が会社を作り、労働者を雇うことで経済がまわっていく
という制度のことを、「資本主義」と呼ぶんですね。
「資本主義」以外の経済制度

資本主義以外の経済制度としては、「社会主義(しゃかいしゅぎ)」があります。

社会主義の国では、工場や機械みたいな「生産手段(せいさんしゅだん)」を、個人ではなく国がまとめて所有するんですよね。

その通りです!
社会主義の国では個人が生産手段を持てないので、「資本家」と「労働者」という区別が基本的に存在しないんですね。
3. 民主主義とは(政治のしくみ)

民主主義は「主権(しゅけん)」がキーワードです。
▶ 主権=その国のあり方を決める、最高の権力のこと
例:どんな法律を作るか / 税金をいくらにするか

法律や税金のように、国の重要な決まり(ルール)を決める力。
これを「主権」と呼びます。
資本主義以外の経済制度

昔のヨーロッパでは、王様が「主権」を持っていました。
これを「絶対王政(ぜったいおうせい)」と呼びます。

法律や税金を、全部王様が決めていたんですよね。

はい。
これに対して、現代の先進国の多く——たとえば日本やアメリカ、イギリスやフランスなど——は、「国民が主権を持つ」という仕組みになっています。

「国の重要な決まりは、国民一人ひとりの意思(=選挙)で決める」という仕組みなんだ!
民主主義が大切な理由

絶対王政が主流だった時代では、市民は王様が決めた理不尽なルールに従わなければなりませんでした。
そのため、奴隷(どれい)のように扱われることもありました。

民主主義は、この絶対王政への反省から生まれた制度なんですよね。

はい。
だから選挙は、国民であるわたしたちが「だれに政治を任せるか」を決めるために主権を使う、いちばん大事な場面なんですね。
4. まとめ

最後のまとめです!
▶ 資本主義 = 経済の制度
→資本家が会社を作り、労働者を雇って商品を作る
▶ 民主主義 = 政治の制度
→主権を国民が持ち、国の重要なことは国民が決める

経済と政治は別のしくみなので、2つが必ずセットになるわけではありません。

日本は資本主義と民主主義を両方採用していますよね。

はい。
でも、経済は資本主義的だけど政治は民主主義ではない、という国もあります(例:中国など)

「資本主義=民主主義」とは限らないんですね。

そうです。
今回は「資本主義と民主主義の違い」というお問い合わせでしたが、うまく答えられたでしょうか?

もし分かりにくいところがあったら、「お問い合わせ」から気軽に質問してね!
入試の過去問、メルマガで解説中!📩

都立上位校では、その高校が独自に作った自校作成問題が出題されます

普通の入試より難しいんだよね…
どうやって対策すればいいんだろ?

そんな人のためにメルマガを始めました!
週2回の配信で、日比谷高校など上位校で出題された過去問のテーマと、重要キーワードを解説してます!

配信する教科は国語(一般入試)と小論文(推薦入試)だよ!
(小論文はこんな内容です↓)

市販の過去問集には載ってない「出題の背景」や「キーワード」も解説してるんだ。
読むだけですごく勉強になるよ!

毎週読むだけで、国語に必要な背景知識と、小論文に必要な時事問題の知識が自然に身につきます。
登録してくれた方には「都立推薦入試 小論文の5パターン早見表」をプレゼント。
小論文試験でどんなパターンが出るか、ひと目で分かります!

国語と小論文の面白さが、少しでも伝わるといいなと思ってます!

メルマガの登録はこちらから!
一人でもたくさんの人に読んでもらえたら嬉しいです!
