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こんにちは!小論文の専門塾まなびやさんのふるさわです。
今回は、最近話題の「ヨンデミー」を体験してみたので、その紹介記事を書きます!
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この記事では以下の8つのポイントについて、国語の専門家視点から解説してみました!
- ヨンデミーの基本情報(対象年齢・効果が出るまでの期間)
- 良い口コミ・悪い口コミまとめ
- 子ども用アプリの機能(AI選書・ミニレッスン・感想を書く機能)
- 保護者用アプリの機能(どんなデータが見られるか)
- ヨンデミーの仕組み(3つのサポート)
- 他のアプリとの比較
- 料金とコスパ
- ヨンデミーがおすすめな場合 / そうでない場合

下のもくじをクリックすれば好きなところから読めます!
\30日間の無料体験ができる/
ヨンデミー公式サイトへ
この記事を書いた人

- 学習塾まなびやさん 塾長
→作文・小論文の専門塾|小中学生対象 - 塾講師歴20年
- 東京都内の国立中学校 非常勤講師(国語)
- 塾(本業):小論文と読書教育が専門
- 学校(副業):帰国生への日本語教育が専門
ヨンデミーの基本情報 -読書にハマる習いごととは?-
ヨンデミーは、「毎日のおうち読書で頭・心・ことばを育てる」習いごとです。

- お子さんの読書習慣づくりをアプリでサポートすることで、
- 本を楽しみながら自然と「読む力」「考える力」「感じる力」を育てる
これがコンセプトになっています。
ヨンデミーの基本情報
| ▼基本情報 | |
| 推奨年齢 | およそ6~12歳 (ひらがな・カタカナを一人で読めるようになってからがおすすめ) |
| 利用形態 | 子ども用アプリ / 保護者用アプリ / 専門スタッフによる保護者サポート(LINEで選書等の相談) / 会員イベント(オンライン読書会など) |
| ▼料金 | |
| 無料体験 | 30日間(クレジットカード登録不要) |
| 月額料金 | 1人目:2,980円(税込) / 2人目以降:1,980円 |
| ▶必要なもの | タブレット、スマートフォン、またはパソコン |
| ▶効果が出るまでのめやす | 早ければ1か月以内に本を読みたいという気持ちの変化が表れ、多くの場合は3か月ほどで読書習慣が身についてくる(ヨンデミー公式FAQより) |
口コミを徹底分析!ヨンデミーの評判まとめ
まず、SNSで見つけた口コミをまとめて紹介します!
良い評判・口コミ

1.ミニレッスンが楽しい
ヨンデミー先生とのミニレッスンが楽しくて、1週間に4~5冊以上も読むようになりました。

2.文章を楽しむ力がついた
塾で身につく読解力とは違う、文章を楽しむ力が身についたと感じます。

3.読書の幅が広がった
AI選書のおかげで、自分では選ばないジャンル(ノンフィクションなど)にもチャレンジするようになり、読書の幅が広がりました。

4.書く練習にもなった
本の感想を送ることで、文章を書く練習にもなっています。
ポジティブな口コミでは、
- 今までほとんど本を読まなかった子が、自分から本を手に取るようになった
- 読書が楽しくなった。その結果自分から本を読むようになり、興味の幅が広がった
という内容が多かったです。
悪い評判・口コミ

1.図書館に行くのが大変だった
子どもと一緒に図書館に通うのが大変でした(電子書籍で読みたかったです)

2.定着するまでの声かけが大変だった
習慣が完全に定着するまで親の声かけも必要で、少し大変でした。

3.おすすめが合わなかった
親が選んだ方が、子どもの好みに合う本を選べると感じました。

4.感想に対するフィードバックがなかった
せっかく感想を送ってもフィードバックがありませんでした。添削があるといいのですが…
→総合的に口コミを分析すると、ヨンデミーは、
- どのくらいお子さんに関わりたいか (一人で読んでほしいか/少し手間をかけても習慣化してほしいか)
- 求める機能 (好きな本だけを読みたいか/幅広く読んでほしいか)
この2点によって、満足度が変わるように思えます。
そこで次の章では、アプリの具体的な機能を紹介しながら、
- 口コミで評判がいい/悪いのはどの機能なのか?
- どんなご家庭に向くのか/向かないのか
について、具体的に解説していきます。
子ども用アプリの流れ(4つのステップ)
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子ども用アプリは、大まかに以下の4ステップで進んでいきます。
STEP
01
→ヨンデミー先生(AI)がお子さんの好みに合った本をおすすめしてくれます
STEP
02
→アプリから本を予約し、図書館で受け取ります(書店で購入してもOK)
STEP
03
→チャット形式のレッスン(約3分)を受けて、本の楽しみ方や読み方を学びます
STEP
04
→読んだ本の感想をヨンデミー先生に送ります(送らなくてもOK)

このステップに沿って、わたしが実際に使ってみた感想を書いてみます!
ステップ1:AI選書で本を選ぶ

アプリを起動すると、まずヨンデミーのキャラクターが本をおすすめしてくれます。
おすすめ本は、主に以下の2つの要素で決まります。
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本のむずかしさ(ヨンデミーレベル)
- 文の長さや漢字の割合などから、ヨンデミーが独自に難易度を設定しています。
- 読み終えたあとに「かんたん/ふつう/むずかしい」といった感想を送ることで、少しずつお子さんに合うレベルに調整されていきます。

お子さんの好み
- 「好き/ふつう/好きじゃない」といった好みのフィードバックが、次のおすすめ本に反映されます。
- 読んだ冊数が増えるほど、その子の傾向がデータとしてたまり、だんだん「ハマりやすい本」が出てきやすくなる仕組みです。

口コミの分析
口コミでは、

本選びに悩まなくなって助かりました!

子どもが自分から手に取らないジャンルの本も読むようになりました!
というポジティブな声がある一方、

子どものレベルに合わない本がおすすめされました

親が選んだ方が、うちの子には合うと感じました
という声もありました。
実際に試してみた感想

実際に試してみると、
・好きな本/あまり好きではない本 が、どちらもおすすめされる
という印象でした。
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8冊おすすめされた場合、「5冊は面白く読めて、3冊はあまり興味がわかない」くらいのバランスでした!
百発百中の選書はAIにはまだ難しいため、「好みの本やベストセラーを効率よく読みたい」という方は不満に感じるかもしれません。
(※おすすめ本をすべて読む必要はなく、興味のない本は候補から削除することができます)
(画像)

ただ、読書教育では「好みに合う本・合わない本とバランスよく出会うことが大切」と言われています。
(※ベネッセさんの記事を引用します)
- 自分の好きな本/嫌いな本を自分で見分けて、選ぶ力
- 嫌いだと思っていたジャンルの中にも、実は面白い本があると気づく経験

小さな頃にこういう判断や経験をしておくと、小学生以降の読書に効いてくるんですね。
この点も踏まえると、このくらいの選書バランスは悪くないんじゃないかな~というのが、個人的な印象です。
AI選書機能の向き・不向きまとめ

というわけで、「AI選書機能」の向き・不向きをまとめると以下のようになります。
▼こんな方におすすめ!
- 食わず嫌いをせず、いろいろなジャンルの本と出会ってほしい
- 小学校、中学校に上がったときに「自分で本を選べる力」も身につけてほしい
▼こんな方には合わないかも
(下の方で紹介している電子書籍サービスの方がおすすめかもしれません)
- 無駄な時間を省いて、ベストセラーや好みにぴったりな本だけを効率よく読みたい
ステップ2:本を用意して読む(図書館/書店)

おすすめの中から読みたい本を選んだら、次は本を用意します。

紙の本が前提なので、図書館で借りるのが基本です。
(※電子書籍化されていない児童書が多いためだそうです)
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保護者アプリを使えば、好きな図書館で蔵書検索と予約ができます。
「図書館に行ってみたら貸出中だった」ということがないので、忙しい方にはかなりおすすめです!
口コミの分析
口コミでは、

図書館に行くこと自体がイベントになって、親子の楽しみが増えました!

アプリで予約が完結するので、手間が省けてありがたかったです!
というポジティブな声がある一方で、

図書館に行くとき、子どもに声をかけるのが大変でした

最寄り図書館の蔵書が少なく、なかなか本が借りられませんでした
という声もありました。
実際に試してみた感想

実際に試してみると、思ったよりスムーズに予約ができました。
おすすめ本の画面からそのまま図書館の予約画面にとべるので、数分足らずで予約が完了します。
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かなり小さめの図書館(蔵書3~4万冊)でも、それほど不自由なく借りられました!
(8冊おすすめされたうち、最寄りの図書館に6~8冊置いてある、くらいの割合でした)
「本の用意(紙の本を図書館で借りる)」についての向き・不向きまとめ

というわけで、「本の用意」についての向き・不向きをまとめると以下のようになります。
▼こんな方におすすめ!
- お子さんと一緒に図書館に行くのが大変ではない(むしろ、図書館を楽しんでほしい)
- 紙の本でもOK(電子書籍じゃなくてもいい)
▼こんな方には合わないかも
(下の方で紹介する電子書籍サービスの方がおすすめかもしれません)
- お子さんが図書館に行きたがらない、声をかけるのが大変
- 図書館が遠い・蔵書数が極端に少ない(1万冊以下、かつ児童書コーナーが小さいなど)
- どうしても電子書籍で読みたい
コラム:どうして紙の本が必要なの?

読書教育では、子どもが本を楽しんだり、身近に感じるための様々な手法が研究されています。
たとえば以下のようなものがあります。
- 本の表紙を見て、中身をイメージする
- 本を手に持ち、重さや厚み、手ざわりから本選びの感覚を身につける(「このくらいの厚さなら読めそう」など)

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電子書籍でも表紙は見られるけど、本の重さや手ざわりを使った手法は使えないんですね。

そうなんです。
ヨンデミーの効果は、電子書籍でもかなり感じられると思います。
でも、100%の効果を感じたい場合は紙の本を用意するのがおすすめです!
ステップ3:ミニレッスンを受ける

ヨンデミーの中心となる機能が、1日3分のミニレッスンです。

1日1回、キャラクターとのチャット(会話)形式で、
- 読書の楽しみ方
- 本の読み方のコツ
- 読書にまつわる雑学や考え方
を楽しく学べるようになっています。
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ミニレッスンが楽しくて自分から本を読みたがるようになった、というお子さんが多いみたいです!
口コミの分析
口コミでは、

ヨンデミー先生との会話が楽しみで、毎日本を読むようになりました!

塾の読解問題とは違う、「文章を楽しむ力」が身についたと感じます。
というポジティブな声がある一方で、

ミニレッスンに興味を示さず、読書が続きませんでした
という声もありました。
実際に試してみた感想

実際に試してみて、教育的にかなり練りこまれていると感じました。
- 最初の一週間は小さく・簡単なステップで、読書のハードルを下げていく
- お子さん自身も気づかないうちに、自分から本を手に取るようになる
という仕組みが、ていねいに設計されていました。
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ミニレッスンの仕組みについては、下の記事に詳しくまとめました。
ご興味のある方はぜひお読みください!

ミニレッスンはキャラクターとやり取りをしながら進めていくため、ノリや世界観がお子さんの好みと合うかどうかが重要そうです。

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無料体験を受けるときは、お子さんがミニレッスンを楽しめていそうか観察してみるといいかもしれないですね!
ミニレッスンの向き・不向きまとめ

というわけで、ミニレッスンの向き・不向きをまとめると以下のようになります。
▼こんな方におすすめ!
- 塾で習うような力だけでなく、本を楽しむ感覚、好奇心、考える楽しさのような非認知能力も育てたい
▼こんな方には合わないかも
(下の方で紹介した電子書籍系サービス(内部リンク)の方がいいかもしれません)
- ヨンデミーのキャラクターや世界観が合わない
- 会話形式のレッスンには興味がなく、1人で黙々と読みたい
ステップ4:感想を送る

本を読み終えたあとは、ヨンデミー先生に感想を送ることができます。


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「ヒントガチャ」という機能もあります

- 最初は選択式の感想(好き/ふつう/好きじゃない、かんたん/むずかしい など)
- 読書実績がたまると、短い感想文を送ることができるようになる
というように、段階的にアウトプットの量が増やせる仕組みになっています。

読めば読むほど機能が解放されていくんだね!面白そう!
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送った感想は、次回以降のAI選書の調整に使われます。
口コミの分析
口コミでは、

コツコツ感想を書くことで、文章を書く練習になっているみたいです

ヨンデミー先生に感想を聞いてもらえるのが嬉しいみたいです!
というポジティブな声がある一方、

感想を送っても、運営側からコメントや評価がないのは物足りないです

できれば添削もしてほしかったです
という声もありました。
実際に試してみた感想

実際に試してみると、たしかに個別の添削やフィードバックはありませんでした。
ただ、感想を送ったあとに、他の子の短い感想文が表示される仕組みになっていました。
これは国語教育の視点で見ると、かなりいい仕組みだと思います。
(※表示されるのは感想のみ。名前や学年などの情報は表示されません)

他の子の感想を見ることによって、
- 「自分と同じ感想の子がいるんだ!」と気づいたり
- まったく違う感想に触れて、「そんな見方もあるのか」と驚いたり
という体験ができます。

わたしは読書会に参加するのが好きなのですが、誰かと同じ本を読むのって楽しいんですよね。
自分と同じ感想の人と出会って嬉しくなったり、違う意見の人と出会って世界が広がったり…
簡易的ながらも、そういう「本を通じた他者との出会い」を体験できるのが、この機能の優れたところだと思います。
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「感想を送る機能」の教育的な効果については、別の記事で詳しく紹介しました。
ご興味のある方はぜひお読みください!
「感想を送る機能」の向き・不向きまとめ

というわけで、「感想を送る機能」の向き・不向きをまとめると以下のようになります。
▼こんな方におすすめ!
- 文章を書くハードルを下げてあげたい
- コツコツ書いて作文に慣れてほしい
- 他の人の感想も聞いてみたい
▼こんな方には合わないかも
(作文教室や学習塾の方がおすすめ)
- 感想文をしっかり添削してほしい
- 評価やアドバイスを求めている
保護者用アプリ(3つの機能)

次に、保護者用アプリについて紹介します。
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こちらは大きく分けて、以下の3つの機能があります。
- お子さんの成長記録を一覧で見られる
- 読書量や習慣データをグラフで見られる
- 週次・月次レポートで読書傾向を把握できる
1. お子さんの成長がひと目でわかる
保護者アプリでは、
- 今日どんな本を読んだか
- どれくらい取り組みをしたか(ミニレッスンなど)
がひと目でわかります。


送った感想も一覧で表示されます。
感想文の変化から「こんなふうに成長しているんだ」と実感しやすいです。
2. 読書量や習慣データをグラフで表示
- これまでに読んだ冊数
- 累計の文字数
- ミニレッスンの実施回数
などを、数値やグラフで見ることができます。
これまでの読書量の積み重ねや成長を、視覚的に感じることができます。
3. 週次・月次のまとめレポート
週単位・月単位で、
- どのくらい読んだか
- どんなジャンルをよく読んだか
という、読書量やお子さんの好みをまとめたレポートが表示されます。


お子さんの好みの傾向や、成長の変化がひと目でわかります。
保護者用アプリの特徴まとめ
学校や塾では、子どもへのご褒美にシールやスタンプを使います。
どうしてかと言うと、「積み重ねがひと目でわかること」は、勉強や習慣づけの大きなモチベーションになるからですね。
ヨンデミーの保護者アプリでお子さんの積み重ねや変化が可視化されることで、これと同じ効果が期待できます。
アプリを使えば、

今月は〇冊も読んだんだね!

今まで〇千文字も読んだんだって!
と、お子さんを褒めやすくなります。
- 保護者視点:お子さんを具体的に褒めやすくなって嬉しい
- お子さん視点:褒められて嬉しい
お子さん自身も、保護者の方も楽しみながら本を読めるところ。
ここが、ヨンデミーの保護者用アプリの長所だと思います。
国語専門塾の塾長が分析するヨンデミーの仕組み -3つのサポートが習慣化を支える-

アプリの機能を私なりにまとめると、ヨンデミーの特徴は以下の「3つのサポート」にあると思います。
- 読書を「始める」サポート
- 読書を「続ける」サポート
- 読書を「レベルアップさせる」サポート
順に説明しますね。
1. 読書を「始める」サポート

ヨンデミーの一つ目の特徴は、読書を始めるためのサポートが手厚いことです。
どういうことかと言うと…
お子さんは、ヨンデミーのアプリを開くだけで今日やるべきことがひと目で分かります。
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「やることが事前にわかる」というのは、子どもにとってすごく大事なんですね。
やることがあいまいだと始められない
読書に慣れていない子にとって、「やることがあいまい」な状態は、大きなストレスになります。
「この本を読んでみたら?」と本をおすすめされるだけだと、
- あんまり面白くなさそうだな…
- 今日はちょっと疲れてるしな…
みたいに、本を開かないまま1日、2日…と時間が経過してしまうことが多いです。
「1日3分」とわかっていれば始めやすい
これに対してヨンデミーは、
- 1日3分でOK(本を読まなくてもいい)
- ヨンデミー先生と話をするだけ →軽い気持ちでとりかかれる
という仕組みになっています。

「3分だけ」で止めるのは難しい→習慣化につながる
それに…
一度やり始めたら、3分ぴったりで止めることって、逆に難しいんです。

ヨンデミー先生と話したし、本もちょっと読んでみようかな…?
みたいな気持ちになったりします。
読書を「始める」サポートのまとめ
ということで、
- 今日やるべきことの見通しが立つ
↓ - 1日の読書を始めやすい
↓ - 勢いでそのまま読み続けたくなる
読書を「始める」ためのサポートが手厚く設計されている。
これが、ヨンデミーの一つ目の特徴です。
読み放題系アプリとの違い
ちなみに、他の読書アプリ(絵本ナビプレミアム、Amazon kids+など)では、
- アプリを開く
↓ - 複数のおすすめ本が表示される
↓ - そこから自力で選ぶ
という流れになっています。
本の選択肢は多いですが、お子さんにとって今日、何をやればいいのかの見通しが立ちにくいんですね。
そのため、「読むのが面倒…」という気持ちになりやすいです。
これに対して、ヨンデミーはアプリを開くと今日やることが一目で分かるつくりになっています。
そのため、読書を習慣化する点においては、電子書籍の読み放題系アプリよりもヨンデミーの方がおすすめです。
2. 読書を「続ける」サポート

ヨンデミーの二つ目の特徴は、読書を「続ける」ためのサポートが手厚いことです。
ヨンデミーには毎日3分間のミニレッスンがあります。

ここも、国語教育の視点から見るとすごく工夫されていて、
- 忙しい日でも、ミニレッスン(=3分間)だけなら時間を取りやすい
- それによって「毎日アプリを開く」習慣が途切れにくい
という仕組みになっています。
連続記録が途切れると復活しにくい
人間って、一度習慣が乱れると元に戻すのが難しいです。
たとえば、毎日朝6時に起きて出勤する人でも、ゴールデンウィーク明けの初日は会社に行くのがつらかったりします。
子どもも同じで、いったん読書習慣が途切れてしまうと、再び読み始めるハードルが高くなります。
でも「1日3分だけ」なら、忙しかったり疲れていたりする日でも継続しやすいです。
それに、一度習慣が切れてしまっても復活もさせやすいんですね。3分間、ヨンデミー先生とチャットをするだけなので。
読書を「続ける」サポートのまとめ
- 忙しくて本が読めない日でも
- 体調不良で読書習慣が途切れてしまった場合でも
続けやすいし、習慣の復活もさせやすい。つまり、読書を続けるためのサポートが手厚い。
これが、ヨンデミーの特徴の二つ目です。
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「ミニレッスンの続けやすさ」については、別の記事で詳しく紹介しました。
ご興味のある方はぜひお読みください!
3. 読書を「レベルアップさせる」サポート

ヨンデミーの三つ目の特徴は、本の読み方・楽しみ方を学ぶためのサポートが手厚いことです。
教育学にもとづいたミニレッスン
国語教育の中の一領域である「読書教育」にもとづいて設計されたミニレッスンでは「本の読み方・楽しみ方」を学ぶことができます。

読書教育にはしっかりした歴史と実績があります。
たとえば、わたしが取材に行った軽井沢風越学園(長野県)では、子どもたちが本当に楽しそうに本を読んでいました。
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「軽井沢風越学園の読書教育」については、別の記事で詳しく紹介しました。
ご興味のある方はぜひお読みください!
リアルタイムで選書が調整される
ミニレッスンを受けたあとには、本の感想を送ることができます。
このときに「難しかった・かんたんだった」のようなフィードバックも送るのですが、これによってリアルタイムでAI選書がカスタマイズされていきます。

他のアプリは、お子さんの年齢だけを基準に本をおすすめするものが多いです。
ヨンデミーはそういったアプリとは違い、お子さんの感覚がリアルタイムで選書に反映されるようになっています。
「自分では選ばない本」もおすすめに出てくる
AIが本をおすすめしてくれるため、普段自分が手に取らないような本もおすすめに表示されます。
また、時期によっては「ハロウィーン」など、季節にちなんだ本も別枠でおすすめされたりします。


これによって、
- 冒険モノしか読まなかったお子さんが、科学に興味を持ち始めた
- 小説しか読まなかったお子さんが、ノンフィクションも読むようになった
- 成長に合わせて、自然と難しめの本も読むようになってきた
というように、読書の幅が広がる効果が期待できます(実際にそういう口コミが多かったです)
読書を「レベルアップさせる」サポートのまとめ

読み始め →継続 →レベルアップ。
読書の習慣化に必要な「3つのサポート」が揃っているのが、ヨンデミー最大の特徴だと思います。
他のアプリ(サービス)との比較
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ヨンデミーに似たアプリもありそうですけど、他のサービスとどう違うんですか?

確かに、子ども向けの読書サービスはいくつかあります。
絵本ナビさんや、Amazonなどが有名ですね。
ヨンデミーと似たアプリ① 絵本ナビプレミアム

ヨンデミーに一番近そうなのが 絵本ナビプレミアム です。
電子書籍の絵本が3,000冊以上も読めるそうです(※記事執筆時の情報)
| ▼基本情報 | |
| 推奨年齢 | 記載なし(絵本が読める子ども向け) |
| 主な特徴 | ・絵本、児童書、学習まんが、動画、オーディオブックを配信 ・絵本の読み放題サービスが充実(※電子書籍。3,000冊以上) ・本のおすすめ機能がある |
| ▶ 料金 | 1,480円/月(年間プランで割引あり) |
| ▶ 注意点 | ・読書継続のサポート機能はない ・1回しか読めない(=繰り返し読めない)絵本もある |
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ヨンデミー以外でも本のおすすめ機能があるのは珍しいですね!
それに、絵本の豊富さは下2つのアプリと比べて圧倒的ですね。

そうですね!
ただ、児童書は約290冊と少なめなので注意です。
絵本に特化したサービスみたいですね。
ヨンデミーと似たアプリ② Amazon Kids+

次に紹介するのは Amazon Kids+です。
Amazonデバイスを持っている方は手軽に試しやすいかもしれません。
| ▼基本情報 | |
| 推奨年齢 | 3歳〜12歳程度 |
| 主な特徴 | ・電子書籍、動画、知育アプリなどを提供 (数千点以上のコンテンツ/内訳は不明) ・ペアレンタルコントロール機能つき (利用時間の制限など) |
| ▶ 料金 | 980円/月(※プライム会員は割引あり) |
| ▶ 注意点 | ・本のおすすめ機能、読書継続のサポート機能はない ・Amazon対応デバイスが必要(Fireタブレットなど) |
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しまじろうの動画やプログラミングアプリとか、ゲーム系が多そうですね。

教育というよりはエンタメ寄りな印象です。
だからフィルタリング機能を売りにしているのかもしれないですね。
ヨンデミーと似たアプリ③ 学研ライブラリー

最後に紹介するのは 学研ライブラリー です。
| ▼基本情報 | |
| 推奨年齢 | 記載なし(小学生くらい?) |
| 主な特徴 | ・学研グループの本を配信(1,600冊以上) ・学習まんが、絵本、図鑑など教育的な書籍が豊富 ・「読書習慣のきっかけとなるような本との出会い」を目指している(公式サイトより) |
| ▶ 料金 | 550円/月 |
| ▶ 注意点 | ・本のおすすめ機能、読書継続のサポート機能はない ・読めるのは学研グループの書籍のみ (学習まんがは多そうだが、絵本や児童書は少ないかも) |
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学習まんがや図鑑もあるんですね!

学習系の読み物や図鑑が好きな小学生向け、という印象です。
絵本や児童書の冊数・ラインナップが不明なので、お子さんに読書習慣をつけたい場合はそこがネックかもしれませんね。
ヨンデミーの料金とコスパ -月2,980円は高い?-

ヨンデミーと他のアプリの違いを、表にまとめてみました。
| ヨンデミー | 他のアプリ | |
| 月額料金 | 2,980円/月(2人目以降1,980円) | 550円~1,480円 |
| サービスの目的 | 1.本を楽しむ 2.読書習慣を身につける 3.本の「読み方」や「楽しみ方」も学ぶ 4.将来的な学力の土台を築く | 1.本を楽しむ 2.読書習慣のきっかけをつかむ |
| コンテンツの内容と量 | 【絵本・児童書】 ・借りる必要があるが、図書館にあるすべての本が読める 【アプリ・サービス】 ・1日3分のミニレッスン/感想を書く機能/保護者用管理アプリなど、読書を楽しみ習慣化するための機能がすべて揃う | 【絵本・児童書】 ・図書館の蔵書と比べると種類は少ないが、電子書籍で手軽に読める 【アプリ・サービス】 ・動画が見られたり、ゲームができたりするものもある |
| 読書習慣づくりへの取り組み | 1日3分のミニレッスンで「始める・続ける・レベルアップ」の3段階をサポート | 読書習慣づくりのための具体的なサポートは基本的になし (家庭で工夫する必要がある) |
| 本のおすすめ機能 | 主に以下の5つの基準でおすすめされる 1.年齢 2.これまでに読んだ本の文字数・ジャンルなど 3.送った感想 4.ヨンデミーが設定した「ヨンデミーレベル」 5.季節、ジャンルごとの特別枠 | 絵本ナビプレミアムのみ有り (年齢と簡単なアンケートをもとにおすすめされる) |
| その他の特徴的な違い | ・読書教育(国語教育の一領域)の理論にもとづいている | ・理論的な根拠については明記されていない |

ヨンデミーは読書教育の質にとてもこだわっています。
だからそのぶん、他のサービスよりも少し価格が高いんですね。
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比べてみると、読書に対するヨンデミーの本気度がわかりますね!
\30日間の無料体験ができる/
ヨンデミー公式サイトへ
まとめ|無料体験はこちらから!
ただの本をおすすめしてくれるアプリとして見ると、ヨンデミーは割高に感じるかもしれません。
でも、本の楽しさを教えてくれて、子どもに読書習慣が身につく習いごと として見た場合、ヨンデミーは非常に割安だと思います。
ヨンデミーと同じことを国語の専門塾や家庭教師に頼んだ場合、月3~4万円以上はかかります。
お子さんと話しながら一緒に本を選んで、感想を聞いてフィードバックをして…など手間がかかるので、どんなに安くてもそのくらいの価格になってしまうんです。
それにそもそも、読書を教えられる人の数がすごく少ないんですよね…
もちろん、すべてのお子さんが読書にハマるわけではありません。
読書が好きになるかは性格にもよりますし、タイミング(=年齢)によっても違います。
でも、だからこそ

いま、うちの子は読書に興味がわくタイミングなのかな…?
とお試ししてみることが大切だと思います。
そしてヨンデミーは、お子さんがいま読書にハマるのか/まだなのか を判断するのにぴったりのアプリだと思います。

無料体験を始める際は、ぜひ以下の点を参考にしてみてください!
- 30日間全部受け切らなくて大丈夫!気軽に試すつもりでやる
- 最初の1週間は、ミニレッスンだけは頑張ってみる
- お子さんの反応と、保護者の手間のかかり方を感じてみる
- 合わない場合は無理せず、いったんやめてみるのもアリ
※「時期をおいて再開したらうまくいった!」という口コミも多数ありました
ヨンデミーでは、塾で身につけるような「文章問題を解く力」だけでなく、読書そのものの楽しみ方を身につけることができます。
小さな頃から読書を続けることで、その後の語彙力や読む力にもつながっていきます。
まずは無料体験を受けてみて、「いま、読書に興味がわくタイミングなのかな?」と試されてみてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人

- 学習塾まなびやさん塾長:古澤 伸泰
- お茶の水女子大学附属中学校 非常勤講師
(帰国生クラス・国語) - 専門:作文・小論文・読書教育
→詳しいプロフィールはこちら

