この記事について

こんにちは。国語の専門塾まなびやさん塾長の古澤です!
今回は、中学1年の『星の花が降るころに』のあらすじを紹介します!

この記事では、あえてあらすじや登場人物の紹介に焦点を当てて、解説は少なめにしています。
教科書を深く読みたい人には、記事の下の方で紹介している読書会(無料)にぜひ参加してほしいからです。
他のウェブサイトでは紹介していない、教科書の魅力や面白さを伝えられたら嬉しいです!
1.『星の花が降るころに』のあらすじ
雪のように、音もなく降り積もる銀木犀の花。
これは木の下に閉じ込められた「私」が、そこから歩き出すまでの物語。
――中学に上がってもずっと親友でいよう。
そう約束したのに、小さなすれ違いが重なって、「私」と夏実は別々に帰るようになってしまった。
今日こそは仲直りをする。
そう決めた「私」のポケットには、去年の秋に拾った銀木犀の花が入っている。
昼休み、なぜかからんでくる戸部君を押しのけて、「私」は廊下で夏実を待った。
教室から夏実が出てくる。
緊張で胸が鳴るのを抑え、私は声をかけた――。
2.登場人物の紹介
私(主人公)
中学1年生。
小学生の時からの親友「夏実(なつみ)」とすれ違ったままで、仲直りのきっかけを探している。
去年の秋に、夏実と一緒に拾った銀木犀の花を、ビニール袋に入れて大切に保管している。
夏実のことをとても大切にしている反面、戸部君に対しては当たりが強い。
―本当は友達なんていないのに。
夏実の他には友達とよびたい人なんてだれもいないのに。
夏実(なつみ)
「私」の親友。
中学に上がってからはクラスが別になり、いつの間にか別々に帰るようになってしまった。
白く小さな銀木犀の花が降り積もった地面を見て、以下のような発言をする。
ロマンチストで可愛らしい性格をしているのかも?
―これじゃふめない、これじゃもう動けない、と夏実は幹に体を寄せ、二人で木に閉じ込められた、そう言って笑った。
戸部君(とべくん)
小学生の時からの「私」の友達(?)
サッカー部に所属している。
サッカー部の仲間と仲が良いが、じゃれ合いが高じてすぐ本気のけんかになる。
いつも「私」にからんでくるし、なぜか「私」と同じ塾に入ってくる。
「私」いわく「わけがわからない」人物。
―「『あたかも』という言葉を使って文章を作りなさい、だって。おまえ得意だろ、こういうの。」
掃除のおばさん
銀木犀のある公園で草むしりや掃除をしていた女性。
彼女の何気ないひと言が、「私」に前を向く勇気を与える。
―「いい木だよねえ、こんな時期は木陰になってくれて。
けど春先は、葉っぱが落ちて案外厄介なんだよ、掃除がさ。」
※この記事の引用はすべて 安東みきえ『星の花が降るころに』(光村図書『国語1』所収)より
3.塾長のひと言感想

『星の花が降るころに』を読んで、塾長はどんなところが一番印象に残ったんですか?

一番印象に残ったのは、
「お守りみたいな小さなビニール袋をポケットの上からそっとなでた」
の部分ですね。

「私」が夏実と仲直りしに行く場面ですよね!
ちゃんと仲直りできれば良かったんですけどね…

いや…私はここを読んで、「絶対仲直りはうまくいかないだろうなぁ」と思ったんです。
だから印象に残ってるんですよ。

え!
どうしてですか?
仲直りがうまくいかない理由

仲直りがうまくいかなそうだなと思った理由は、この写真を見ればわかると思います。
私、去年公園に行って実際に銀木犀の花を見てきたんです。
その時の写真がこれです↓


「星の花」の名前の通り、小さくて可愛らしい花ですね!

そうですね。
そしてその時に花を拾って、実際に1年間保管してみたんです。
その写真がこれです!↓


すっかり干からびて、カラカラになっちゃってますね…

ですよね。
この画像をふまえて、想像してみてください。
「私」は、このすっかり干からびた銀木犀の花を、ビニール袋に入れて大事に保管してるんですよね。
ビニール袋だって劣化しますから、しわくちゃになったり、白っぽくなったりしているかもしれません。
で、「私」はこれから、これを使って何をしようとしているかと言うと…

あ!夏実に「これで石けんを作ってみよう」って誘おうとしてるんだ…!

そうです!
もし君が、最近あまり仲の良くない人からさっきの花を渡されて、「これで石けん作ってみようよ!」と言われたとしたら…ちょっと「重たい」と感じませんか?

確かに…
愛が重いというか、ちょっと引いちゃうかもしれないですね。

ですよね。
これはあくまで「私はこんなふうに読んだよ」という一つの感想ですが、『星の花が降るころに』の「私」って、物語の前半は視野が狭いというか、相手の気持ちを想像できていない面があるよなぁと感じました。

なるほど~。
本文に直接書かれていなくても、行動や小道具から登場人物の性格が読み取れるんですね。
なんだか、推理小説みたいで面白いですね!

ですよね!
私は国語の教科書に載っている作品が本当に好きで、友人たちとよく読書会をやっています。
中学生と一緒に読んだこともあるんですが、すごく面白いんですよ!
4.【参加者募集中】「みんなで教科書を読む会」お申し込みはこちら!

まなびやさんでは、国語の教科書をみんなで読んで、感想を共有したり疑問を話し合ったりする会を開いています!

国語専門塾の塾長が司会をするから、話すのが苦手な人でも安心して参加できるよ!
▶「みんなで教科書を読む会」の詳細
- 対象:中学1〜3年生(光村図書『国語1』の教科書を持っている人)
- 形式:オンライン(Zoom)
- 定員:各回3〜4名(先着順)
- 参加費:無料
- 時間:60分
- 開催日:9月26日(土)/9月27日(日)(両日とも13:00〜14:00)
- 申し込み締切:開催前日の21:00まで
※お申し込みは保護者の方からお願いします。
このページを見せて、保護者の方にご記入いただけるように頼んでみてください。

本を読むのが好きな人や、同じ学校以外の人とも話してみたい、っていう人には特にオススメだよ!
短い会だから、お試し感覚で気軽に参加してみてね!
5.『星の花が降るころに』を読んだ感想・疑問を募集中!

『星の花が降るころに』の感想も募集しています!
- 感想(印象に残った場面や、その理由)
- 疑問に感じたこと、他の人に聞いてみたいこと
- 好きな表現やフレーズ など

「こんなささいなことを送っちゃっても大丈夫かな?」みたいな、ちょっとしたことでも大丈夫!
塾長が質問に答えるよ!

みんなの声を集めることで、このページを充実させていけたら嬉しいです。
感想や疑問、お待ちしています!
6.【テーマ募集】保護者向け読書会も企画中

まなびやさんでは、保護者の方向けの読書会も企画中です。
テーマは「中学入試で出題された文章」
入試で出題された文章を大人(塾長と保護者)が読んでみる、という会を考えています。

今はまだ友人と試しているところですが、こんな過去問で開催したことがあります!
- 『植物少女』朝比奈秋(武蔵高等学校中学校 2026年)
- 『きみのかたち』坂木司(豊島岡女子学園中学校 2026年 第3回)

もし「この学校の入試問題がテーマの読書会をやってほしい」というリクエストがあれば、教えていただけるとありがたいです!