
こんにちは、小論文の専門塾まなびやさんの古澤です
このページでは社会を明るくする運動作文で使える用語とリンク集を紹介しています!
はじめに

この用語集は、作文を書くときの辞書として使ってください!

使い方は、下の3ステップを参考にしてね!
- もくじから気になる言葉を探す
- 気になった用語を読んでみる
- 「▶もっと調べたい人へ」のリンクから、さらにくわしい情報を読んでみる

全部は読まなくて大丈夫。
気になったところだけ自由に読んでみてね!
グループ1「社会を明るくする運動の基本」
社会を明るくする運動
すべての国民が、犯罪や非行の防止と、罪を犯した人の立ち直りについて理解を深め、力を合わせて、犯罪や非行のない安全・安心な地域社会を築こうとする全国的な運動。
法務省が中心となって1951年から続いています。
「社会を明るくする運動作文」も, この運動の大切な一部です。
幸福の黄色い羽根
「社会を明るくする運動」のシンボルマーク。
黄色には「あなたの帰りを待っている」という温かい気持ちが込められています。
地域社会の理解
罪を犯した人が立ち直るためには、本人の努力だけでなく、その人が暮らす地域の人々が偏見(へんけん)を持たず、温かく受け入れることが必要だ、という考え方。
たとえば、少年院を出た少年が地元に戻ったとき、周りが「危ない人だ」と避(さ)けてしまえば、少年は孤立(こりつ)して、また非行に向かってしまうかもしれません。
反対に、あいさつをしたり、仕事や居場所を用意したりする地域であれば、安心してやり長すことができます。
立ち直りは、本人と地域社会の両方の力があってこそ実現します。
グループ2「立ち直りを支える民間ボランティア・協力者」
ボランティア
自分の意志で社会や人のために活動する人のこと。
社会を明るくする運動は、国の力だけで進めるものではなく、地域に住むふつうの人々のボランティア活動によって支えられています。
これから紹介する保護司(ほごし)、更生保護女性会(こうせいほごじょせいかい)、BBS会(びーびーえすかい)は、いずれも立ち直りを支えるボランティアの代表例です。
「専門家ではない地域の人が支える」という点こそ、この運動の最大の特徴です。
保護司(ほごし)
罪を犯した人や非行をした少年の立ち直りを、地域で支えるボランティアのこと。
法務大臣から任命される「非常勤(ひじょうきん)の国家公務員」という立場ですが、給料はなく、無報酬(むほうしゅう)で活動しています。
会社員やお店の人、元教員など、ふつうの地域住民がになっています。
保護観察中(ほごかんさつちゅう)の人と定期的に面談して悩みを聞いたり、生活のアドバイスをしたりします。
全国におよそ4万7000人(2024年時点)いますが、なり手の減少と高齢化が課題になっています。
更生保護女性会(こうせいほごじょせいかい)
女性の立場から、犯罪や非行をした人の立ち直りと、犯罪のない地域づくりを支えるボランティア団体のこと。
たとえば、更生保護施設(こうせいほごしせつ)で暮らす人たちに手料理をふるまう「食事会」を開いたり、子育て中の親の相談にのる集まりを開いたりしています。
「地域のお母さん」のような温かい目線で、孤立しがちな人に居場所をつくる活動が特徴です。
BBS会(びーびーえすかい)
非行や生きづらさをかかえた少年少女に、「兄」や「姉」のような身近な存在として寄りそう、若者たちのボランティア団体のこと。
BBSは「Big Brothers and Sisters(ビッグ・ブラザーズ・アンド・シスターズ)」の頭文字です。
大学生など年の近い若者が、勉強を教えたり、いっしょに遊んだりしながら関係を築きます。
先生や親には話せない悩みも、少し年上の「お兄さん・お姉さん」になら話せる。その距離の近さがBBS会の強みです。
協力雇用主(きょうりょくこようぬし)
罪を犯した過去を知ったうえで、立ち直ろうとする人を積極的に雇う民間の会社や事業主のこと。
過去に罪を犯した人は、面接で前科を理由に断られるなど、仕事探しがとても難しいのが現実です。
しかし仕事がなければ生活できず、再び罪をくり返す危険が高まります。
協力雇用主は「仕事」と「収入」だけでなく、「社会に受け入れられた」という自信もあたえる、立ち直りの重要な支え手です。
全国におよそ2万5000社※が登録しています
出典:令和6年版 犯罪白書 第2編/第5章/第6節/4(最終アクセス:2026/7/11)
グループ3「地域の役割」
地域の声かけ
「おはよう」「最近どう?」といった何気ない言葉を、地域の人どうしが日常的にかけ合うこと。
小さな行動に見えますが、「自分を気にかけてくれる人がいる」と感じられることは、孤独を防ぐ大きな力になります。
非行の背景には孤立があることが多いため、声かけは非行の予防にも、立ち直りの支えにもなります。
声かけは、誰もが今日からできる、いちばん気軽な「社会を明るくする行動」だといえます。
居場所支援(居場所づくり)
家庭や学校に安心できる居場所がない子どもや若者のために、ありのままの自分でいられる場所をつくる取り組みのこと。
たとえば、無料や安い値段でごはんが食べられる「子ども食堂」、勉強を教えてもらえる学習支援教室、自由に過ごせるフリースペースなどがあります。
「どこにも居場所がない」という気持ちは、非行への入り口になりやすいです。
だからこそ、居場所づくりは犯罪を未然に防ぐ、とても大切な活動なんですね。
被害者支援(ひがいしゃしえん)
犯罪によって深い傷を受けた被害者や、その家族を支える取り組みのこと。
具体的には、専門の相談窓口での心のケア、弁護士による裁判への付き添い、経済的な支援などがあります。
社会を明るくする運動は、加害者の立ち直りだけを目指す運動ではありません。
加害者が反省し、自分の罪を認めて心から謝罪すること(=つまり、更生すること)は、被害者の回復という視点から見ても意味のあることです。
加害者支援(かがいしゃしえん)
罪を犯した人が立ち直り、二度と罪を犯さないように支えること。
「悪いことをした人を、なぜ助けるの?」と疑問に思うかもしれません。
しかし、支援がなく孤立した人は、再び罪を犯してしまう危険が高くなります。
つまり加害者支援は甘やかしではなく、新しい被害者を生まないための、社会を守る合理的な取り組みと言えます。
被害者支援と加害者支援は対立するものではなく、どちらも欠かせない両輪だと考えられています。
「アディクション」と「コネクション」(立ち直りに必要なこと)
「アディクション(依存症)の反対はコネクション(人とのつながり)である」という考え方を表した言葉のこと。
まなびやさん塾長が、とある少年院の職員の方から聞いた言葉です。
薬物などの依存から回復するために本当に必要なのは、罰や本人の意志の力だけではなく、悩みをいつでも相談できる人間関係を作ることだ、という意味です。
「つながりこそが人を立ち直らせる」というこの考え方は、作文でも使える重要なテーマです。
グループ4「社会復帰のサポート」
更生(こうせい)=非行からの立ち直り
罪を犯した人が、心や生活を立て直し、再び社会の一員としてやり直すこと。
更生は、反省するだけで終わるものではありません。
仕事に就き、住む場所を確保し、人との関係を築き直すために、長い期間がかかります。
(※更生をやわらかく言いかえて「立ち直り」と呼ぶことが多いです)
自立
他人に頼りきりにならず、自分の力で生活を成り立たせていくこと。
立ち直りは、本人の反省や努力だけでは実現できません。
仕事、住む場所、 そして見守ってくれる人がそろって、初めて自立することができます。
つまり、罪を犯した人が立ち直れるかどうかは、「本人の問題」であると同時に私たち「社会の側の問題」でもあります。
だからこそ、これから紹介する住居支援(じゅうきょしえん)や就労支援(しゅうろうしえん)など、社会の側からのサポートが重要になります。
住居支援(じゅうきょしえん)
刑務所や少年院を出た後に帰る場所がない人に、住まいを確保する手助けをすること。
住所がなければ、仕事を探すことも、役所の手続きをすることもできません。
つまり住まいは、立ち直りの「土台」なんですね。
帰る場所のない人を一時的に受け入れる更生保護施設(こうせいほごしせつ)(→グループ6参照)や、NPOなどが運営する自立準備ホームが、この役割をになっています。
就労支援(しゅうろうしえん)
立ち直ろうとする人が仕事を見つけ、働き続けられるように手助けすること。
仕事は、収入だけでなく、規則正しい生活、自信、そして居場所をあたえてくれます。
仕事に就いていない人の再犯率は、仕事のある人の約3倍にのぼるとされており※、就労支援は再犯防止の最大の柱と考えられています。
ハローワークと保護観察所(ほごかんさつしょ)が協力する支援制度や、協力雇用主(きょうりょくこようぬし)(→グループ2参照)の存在がこれを支えています。
※出典:再犯を防止して安全・安心な社会へ | 政府広報オンライン(最終アクセス:2026/7/11)
職親(しょくしん)プロジェクト
企業が「親代わり」のような気持ちで、少年院や刑務所を出た人を雇(やと)い、仕事と生活の両面から立ち直りを支える民間の取り組みのこと。
2013年に大阪の企業経営者たちの呼びかけで始まり、全国の企業に広がっています。
単に仕事をあたえるだけでなく、住まいの世話や教育まで含めて、家族のように寄りそうのが特徴です。
「職の親になる」という名前に、その思いが表れています。
グループ5「公的な機関・専門職」
法務省(ほうむしょう)
法律や司法(しほう)に関する仕事を担当する国の役所で、「社会を明るくする運動」を中心となって呼びかけている省庁(しょうちょう)。
刑務所や少年院の運営、保護観察(ほごかんさつ)など、犯罪や非行に関わる仕事の多くを担当しています。
この作文コンテストも、法務省が中心となって実施されています。
児童相談所(じどうそうだんじょ)
18歳未満の子どもに関するあらゆる相談を受け、子どもを守るための公的な機関。
虐待(ぎゃくたい)、非行、家庭の問題など、幅広い相談に応じ、必要な場合は子どもを一時的に保護します。
非行の背景に虐待や家庭環境の問題がかくれていることは少なくありません。
そのため児童相談所は、「罰する前に守る」という視点で、非行の防止に深く関わっています。
家庭裁判所(かていさいばんしょ)
家庭内の問題や、少年の非行事件を専門にあつかう裁判所のこと。
少年事件は、原則としてすべて家庭裁判所に送られます。
ここでの目的は「罰を決めること」ではなく、「この少年の立ち直りに何が必要かを考えること」です。
少年を守るため、審判(しんぱん)(=大人の裁判にあたるもの)は非公開で行われます。
保護観察所(ほごかんさつしょ)
保護観察(→グループ6参照)を受けている人への指導や支援を行う、法務省の地方機関のこと。
全国の都道府県庁所在地などに50か所※ 置かれています。
専門職である保護観察官(ほごかんさつかん)と、地域のボランティアである保護司が、ここを拠点に協力しながら立ち直りを支えています。
※出典:法務省:保護観察所 (最終アクセス:2026/7/11)
保護観察官(ほごかんさつかん)
心理学や教育学などの専門知識を持ち、保護観察を受ける人の立ち直りを指導・支援する国家公務員のこと。
保護観察所に勤務し、立ち直りの計画を立てたり、難しいケースに対応したりします。
専門家(公務員)である保護観察官と、地域住民である保護司が「二人三脚」で一人の人を支える。
この協力のしくみは、世界的にも珍しい日本の更生保護(こうせいほご)の特徴です。
少年鑑別所(しょうねんかんべつしょ)(法務少年支援(ほうむしょうねんしえん)センター)
家庭裁判所の審判を待つ少年を一時的に収容し、心理学などの専門家が「なぜ非行に至ったのか」を調べる施設のこと。
心理テストや面接、行動の観察が行われ、その結果は家庭裁判所が処分を決めるための大切な資料になります。
少年を「罰する場所」ではなく「理解するための場所」です。
現在は「法務少年支援センター」として、一般の子育てや非行の悩み相談も受け付けています。
少年法
未成年が事件を起こしたときの手続きや処分について定めた法律のこと。
この法律の目的は、罰をあたえることではなく、少年の「健全育成(けんぜんいくせい)」、つまり立ち直らせて健(すこ)やかに育てることです。
大人とちがう特別な手続きが用意されています。
なお、2022年に改正があり、18歳・19歳は「特定少年」と呼ばれるようになりました。
少年法の対象のままではありますが、重大な事件では大人に近い扱いを受けるケースも多くなりました。
犯罪白書(はんざいはくしょ)
法務省が毎年発表する、日本の犯罪や非行の状況をまとめた報告書のこと。
犯罪の件数、再犯の状況、少年非行の動向などが、データとグラフで詳しく示されています。
法務省のウェブサイトで誰でも無料で読むことができます。
作文の中でデータを使いたいときに、最も信頼できる資料です。
グループ6「更生の仕組み」
更生保護(こうせいほご)
「罪を犯した人の立ち直りを、社会で支える仕組み」をまとめて呼ぶ言葉。
保護観察(ほごかんさつ)、更生保護施設(こうせいほごしせつ)、保護司(ほごし)や更生保護女性会(こうせいほごじょせいかい)などのボランティア活動、犯罪予防の活動などのすべてまとめてこう呼びます。
「社会を明るくする運動」も、更生保護の活動の一つです。
「罰を与えて終わり」にせず、「社会に戻るところまで支える」。それが更生保護の理念です。
少年院
立ち直りのための矯正教育(きょうせいきょういく)を行う、法務省の施設のこと。
生活指導、教科の勉強、職業指導などのプログラムを通じて、少年が自分の問題と向き合い、社会に戻る力を育てます。
法務教官(ほうむきょうかん)(後で説明)が、生活のすべての場面で少年たちと関わります。
矯正教育(きょうせいきょういく)
少年院で行われる、少年の問題を改善し、社会で生きていく力を育てるための教育のこと。
内容は、生活指導、職業指導、教科指導、体育指導、特別活動指導の5つの柱から成り立っています。
自分の犯した非行と向き合う指導や、被害者の気持ちを考える教育も行われます。
「学び直し」と「心の立て直し」の両方を担う教育です。
参考:少年院のしおり(ページの上の方にあります) 最終アクセス:2026/7/11
法務教官(ほうむきょうかん)
少年院で、少年たちの教育や生活指導を行う専門職の国家公務員のこと。
授業をする先生であると同時に、生活をともにしながら悩みを聞く、親代わりのような存在でもあります。
朝起きてから夜寝るまで、少年の変化をいちばん近くで見守り、支える仕事です。
少年院が「教育の場」であることを、現場で体現している人たちだといえます。
刑務所と少年院の違い
最大の違いは、刑務所が「刑罰を受ける施設」であるのに対し、少年院は「教育を受ける施設」だという点。
刑務所は、裁判で有罪判決を受けた人が刑に服(ふく)する場所です。
一方、少年院は家庭裁判所が「保護処分(ほごしょぶん)」として送る施設で、罰ではなく矯正教育(きょうせいきょういく)を行います。
少年院は「刑務所の少年版」と思われがちですが、実際には全寮制の学校に近いイメージです(ただし、規律は極めて厳しいです)。
少年院に入る期間
少年院に入る期間は法律で一律に決められているわけではなく、一人ひとりの教育の進み具合によって変わります。
1年程度で出院するケースが多いですが、短い場合は数か月、長い場合は2年以上と様々です。
刑務所の「刑期」とちがい、「反省と成長がどこまで進んだか」で期間が決まるのが特徴です。
ここにも、少年院が「罰の場」ではなく「教育の場」であることが表れています。
更生保護施設(こうせいほごしせつ)
刑務所や少年院を出た後に帰る場所がない人が、一時的に住みながら社会復帰の準備をする施設のこと。
食事と住まいを提供し、就職の手伝いや生活の指導を行います。
全国に約100か所※ あり、その多くは民間の団体によって運営されています。
「帰る場所がない」ことが再犯の大きな原因になるため、この施設は社会復帰への大切な中継地点となっています。
※出典:更生保護施設の概況 | 全国更生保護法人連盟(最終アクセス:2026/7/11)
保護観察(ほごかんさつ)
罪や非行をした人が、ふつうの社会で生活しながら、保護観察官(ほごかんさつかん)と保護司(ほごし)の指導・支援を受ける仕組みのこと。
対象になるのは、家庭裁判所で保護観察処分(ほごかんさつしょぶん)を受けた少年です。
決められた約束を守りながら、定期的に保護司と面談し、生活の報告や相談をします。
少年院とならんで、日本の更生保護(こうせいほご)(下で説明しています)の中心となる制度です。
グループ7「非行(ひこう)・犯罪と再犯(さいはん)」
非行(ひこう)と犯罪
非行とは20歳未満の少年による、法律や社会のルールに反する行いのこと。
犯罪とは法律で刑罰が定められている行いのこと。
非行には、犯罪行為だけでなく、このままでは将来罪を犯すおそれがある状態(=ぐ犯※)も含まれます。
※ぐ犯の例…飲酒、喫煙、深夜はいかい、暴力団との付き合い など
補導(ほどう)
警察が、非行やその入り口に近づきそうな行動をしている少年に注意をうながし、犯罪から守ること。
たとえば、警察官が深夜に出歩いている少年を見つけたとき、声をかけて注意し、必要なら家庭や学校に連絡します。
これは逮捕とは違い、罰ではありません。
これ以上犯罪化を進ませないための、予防的な働きかけです。
犯罪の予防
犯罪が起こってから対処するのではなく、起こる前にその原因を減らして防ぐこと。
犯罪の予防には、
1.防犯カメラのように「犯罪の機会を減らす」方法
2.孤立(こりつ)や貧困(ひんこん)、居場所のなさといった「犯罪の原因を減らす」方法があります。
社会を明るくする運動が大切にしているのは後者です。
あいさつや声かけ、居場所づくりも、実は立派な犯罪予防なんですね。
再犯(さいはん)の防止
一度罪を犯した人が、再び罪を犯さないようにすること。
日本では、逮捕される人のほぼ半分を再犯者が占めています。
つまり、再犯を防ぐことができれば、社会全体の犯罪を大きく減らせます。
「罰して終わり」ではなく「立ち直るまで支える」ことが、いちばんの防犯対策です。
再犯者率(さいはんしゃりつ)
罪を犯した人が、再び罪を犯してしまう割合を表す言葉。
検挙された人のうち、過去にも検挙されたことのある人が占める割合を指します。
令和6年版犯罪白書によると、令和5年の再犯者率は47.0%です ※。
検挙者の半分近くを再犯者が占めている。
この事実が、「立ち直りの支援」がなぜ必要なのかを物語っています。
※出典:『令和6年版 犯罪白書』 第5編/第1章/1(最終アクセス:2026/7/11)
偏見(へんけん)・差別
偏見(へんけん)は、根拠のない思いこみによるかたよった見方のこと。
差別は、偏見にもとづいて人を不当に扱うこと。
「一度罪を犯した人は、どうせまたやる」という偏見は、その人から仕事や住まい、人とのつながりを奪います。
そして孤立した人は、かえって再犯の危険が高まります。
つまり偏見や差別は、社会を守るどころか、社会を危険にしているんですね。
偏見をなくすことは、優しさであると同時に、社会全体を安全にする合理的な方法でもあります。
依存症(いぞんしょう)…薬物・アルコール・ギャンブルなど
薬物・アルコール・ギャンブルなどを、「やめたい」と思ってもやめられない状態になってしまう病気のこと。
依存症は、意志の弱さが原因で起きるわけではありません
薬物などで脳の働きが変化しまっており、医療による治療が必要な状態です。
犯罪の背景には、依存症がかくれているケースも多いです。
この場合、罰だけでは問題は解決しません。
必要なのは治療と、人とのつながりです(→グループ3「アディクションとコネクション」参照)。
「根性と意思で何とかする」のではなく、「治療が必要な病気」ととらえる視点が、再犯防止のカギになっています。
▶もっと調べたい人へ(作文で使えるリンク集)

この「作文で使えるリンク集」は、公式情報(パンフレットなど)を検索したい人のために作りました!

塾長が記事を全部読んで、作文への使いやすさを星(★1〜5)で表したよ!
(★の多いものから読んでみるのがおすすめです)

★が多い資料から読むのがオススメ!
【注意点】
・リンク先の文章を引用するときは、「法務省の「〇〇」というパンフレットには「~~」と書かれていました」のように、必ず出典(しゅってん)を示してください
・リンクが切れていたら、「資料の名前+発行元」で検索すると見つかる場合が多いです
例)「保護司というボランティア 法務省」
・リンク切れや間違いを見つけたら、お問い合わせページから教えていただけるとありがたいです!
1. まずはここから(全体像)
1-1 よくわかる!「更生保護」(済生会)
使いやすさ:★★★★★
・更生保護(こうせいほご)や再犯防止がわかりやすい
・「①住まい ②仕事 ③社会とのつながり」が再犯を減らすカギ
1-2 再犯を防止して安全・安心な社会へ(政府広報オンライン)
使いやすさ:★★★★★
・更生保護や再犯防止がわかりやすい
・「①高齢者 ②障がいのある人 ③高卒未満の人」の再犯を防ぐ仕組みが重要
1-3 社会を明るくする運動 公式HP(法務省)
使いやすさ:★★★☆☆
・法務省の公式ページ。説明は少なめなので、作文への引用はしづらいかも
1-4 犯罪白書(法務省・令和6年版)
使いやすさ:★☆☆☆☆
・国の総合的な公式資料。作文に必要な情報がすべて載っている
・量が多くて見づらいので、「数字の裏付けがほしいとき」だけ使うのがコツ。パソコンで見るのがおすすめ。
2. 立ち直りを支える人や場所
2-1 パンフレット「保護司・更生保護女性会・BBS会」(法務省)
使いやすさ:★★★★☆
・地域で立ち直りを支える3つのボランティアが、これ1つでまとめて分かる
・読みやすいが作成年度が不明なため、引用するときは注意
2-2 協力雇用主(きょうりょくこようぬし)(法務省)
使いやすさ:★★★★☆
・法務省の説明ページ。動画や事例集(PDF)もある
2-3 更生保護施設 パンフレット(法務省)
使いやすさ:★★★★☆
・施設の役割がわかりやすくまとまっている
2-4 更生保護女性会(法務省)
使いやすさ:★★★★☆
・法務省の説明ページ。動画が多く、パンフレットもわかりやすい
2-5 パンフレット「保護司というボランティア」(法務省)
使いやすさ:★★★☆☆
・保護司へのインタビュー集
・「保護司の方は『〜』と語っています」と、エピソードを引用したいときに使える
2-6【動画】保護司と少年の実話エピソード(YouTube)
使いやすさ:★★★☆☆
・ブラックマヨネーズ、コットンなどのお笑い芸人が保護司について話す
・実話をもとにしたエピソードをドラマ形式で紹介
2-7 保護観察所(法務省)
使いやすさ:★★★☆☆
・保護観察官、保護司、協力雇用主の関係がわかりやすい
3. 少年の非行と司法の仕組み
3-1 少年非行防止対策(警察庁)
使いやすさ:★★★★☆
・少年非行について、一番わかりやすい資料集
・特にこのページ内のパンフレット「少年からのシグナル」(毎年更新)がオススメ。
・「少年事件手続きの流れ」を見ると、家庭裁判所の仕組みもよく分かる
3-2 少年院(法務省)
使いやすさ:★★★☆☆
・法務省の説明ページ。ページ内の「少年院のしおり」が分かりやすい
4. 地域のつながり・防犯
4-1 地域のつながり・防犯活動(政府広報オンライン)
使いやすさ:★★★★★
・防犯ボランティア団体の活動(=地域安全活動)がわかりやすい
・「〇〇市 防犯ボランティア」で自分の町を検索するのもおすすめ
5. 立ち直りを支援する民間の取り組み
5-1 認定NPO法人 育て上げネット
使いやすさ:★★★☆☆
・社会的に孤立する若者を支援している
・少年院を出院した若者への食糧支援も行う
5-2 済生会山口地域ケアセンター/千房株式会社(ソーシャルインクルージョンを考えるWebメディアシンク!)
使いやすさ:★★★☆☆
・元受刑者を雇い、再犯を減らす取り組みをする2つの職場を紹介
・お好み焼きチェーンと、介護・福祉施設
5-3 カンサイ建装工業株式会社・日之出グループ(ソーシャルインクルージョンを考えるWebメディアシンク!)
使いやすさ:★★★☆☆
・「元犯罪者に職と住む場所を提供して再犯を防ごう」と立ち上がった熱血社長。「職親プロジェクト」の中心メンバー
・少し古い記事(2018年)
6. もっとリアルな情報を見てみたい人へ
6-1 少年院スタディツアーレポート(note)
使いやすさ:★★☆☆☆
・2025年2月、塾長が東北少年院・青葉女子学園(女子少年院)を見学したときのレポート記事
・少年院と刑務所の違い、中の様子、教育プログラム、法務教官や院長に伺ったことなどを収録
・視野を広げたい人におすすめ。作文に引用するのは少し難しいかも
解説してほしいキーワード募集!

「このキーワードも解説してほしい!」というものがあったら、ぜひお問い合わせフォームから教えてください!

「メッセージ本文」のところに、そのキーワードを解説してほしい理由も書いてくれると嬉しいです!
その方がわかりやすく書けるんだ!
