室リニューアル準備のため、新規の塾生募集は行っておりません。
(卒塾生からの紹介のみご相談に乗ります)
指導教科
国語、算数(、理科、社会、英語)
理科・社会・英語は、これらの教科を理解するために必要な学力(教科書や用語を理解できるだけの語彙力や読解力)が十分な場合のみ指導を承ります。
ご希望の場合はお気軽にお問い合わせください。
受講料
・週1コマ(60分)につき
1:1クラス … 22,000円(月額)
1:2クラス … 18,000円(月額)
詳細は受講料のページをご覧ください
※今年度は募集を停止しています
教材費
国語・算数ともに3,000円~4,000円程度/年
※成績が良好で発展的な学習を行う場合、および学年をさかのぼって補習をする必要があると判断した場合はご家庭のご了承のもと、追加の教材をご提案させていただく場合もございます。
授業の基本方針
一般的な小学校のテストでは、「どうしてその答えが出たのか?」という思考の過程がほとんど重要視されません。
答えの欄に正しい数字が書いてあれば、それで自動的に〇が付いてしまいます。
しかし、果たしてそれで良いのでしょうか?
私が大手学習塾で講師をしていたとき、こんな光景をよく目にしました。
問1:
10平方メートルの部屋に人が5人います。1人あたり何平方メートルの広さになりますか?

10÷5=2。 答えは2平方メートルです!

正解!
問2:
10平方メートルの部屋に人が5人います。1平方メートルあたり何人の人がいますか?

10÷5=2。 答えは2人です!

残念、不正解です。

じゃあ5÷10=0.5。 答えは0.5人です!

正解!
次はミスしないようにね~。
教育熱心なご家庭であれば、このやりとりの恐ろしさが分かるはずです。
どうしてこんなやり方が身についてしまうかというと…
「問題文に書いてある数字を適当にかけたり割ったりすれば当たる」と、子どもが学習してしまっている
からです。
このようなやり方でも簡単に100点に近い点数が取れてしまう。
それが公立小学校のテストです。
しかし、中学校に入ると勉強は一気に抽象的に、難しくなります。
上のような考え方の子が、xやyなどの文字を扱うとどうなるか…想像に難くないと思います。
小学生のうちにこそ、
- この問題は「何を求めたい」のか?
- そのためには「どんな式」を作ればいいのか?
- 自分の作った式には「どういう意味」があるのか?
このような「論理的に考える力」を身につけるべきです。
その過程で、お子さまの生涯にわたる学力の基礎が築かれます。
以上が、小学生コースの基本方針です。
小学生クラスの目的
まなびやさんの小学生クラスの目的は、以下の3点です。
- 小学校で習っていることを完璧に理解すること
- つまずきなく中学校に入るための、基礎学力を身に付けること
- 学習習慣を身に付けること(自分ひとりでも勉強できるようになること)
この目的を達成するために、「言語化する力」を特に重視しています。
自分の気持ちをうまく言葉にできないと、困った時に質問や相談ができません。
周りの力を借りることができなければ、学習は必ず行き詰まります。
小学生が学習習慣を身につけていくために最も重要な力、それが「言語化する力」だと考えています。
そのために…
- 答えを出すときは、必ずその根拠を説明する(あてずっぽうはダメ。)
- 説明するのが難しいときでも、決して丸暗記はしない
- 分からないことは質問しながら、粘り強く自分の言葉を探す
という指導を徹底しています。
中学校の勉強は、「小学校で習ったことを理解している」という前提で進んでいきます。
中学校生活をより楽しむためにも、もし少しでも小学校の勉強の理解度に不安があるなら、ぜひ一度まなびやさんの無料体験授業を受けてみてください。
(※現在のところ中学受験指導は行っておりません)
①国語
・「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つの側面から、国語の基礎力を徹底的に鍛えます。
基本的には、学校の進度に合わせて以下のステップで進めていきます。
- 漢字の学習
- 音読の練習
- 辞書をひく練習(語彙力の強化)
- 読解問題
・学校の勉強で物足りない生徒には、好きな本(気になるニュースや新聞記事、流行の話題など何でも)を教材に使用し、楽しみながら自分の考えを整理し、表現する力を身につけていきます。
聞く力
・講師の音読や発表を聞き、どんなふうに読めば相手に伝わりやすいかを考えます。
・日本語のアクセントや音読のリズムを、講師の真似をしながら学びます。
話す力
・「聞く力」を基にして、音読を繰り返し行います。日本語の適切なリズムを体と頭で身につけます。
・解いた問題に関して、どのような根拠で答えを書いたのか・選んだのかを自分の言葉で説明してもらいます。
→自分の考えを、相手に論理的に説明できる表現力を鍛えます。
読む力
・漢字の覚え方指導
→丸暗記ではなく、漢字の意味を考えながら覚えます。
漢字の成り立ちとつくりの特徴、部首の種類と意味などを理解します。
・語彙力の強化
→知らない言葉は必ず調べ、メモをします。辞書やタブレットを使用し、画像や動画検索も行います。
調べ方を学ぶことも、非常に重要な国語教育だと考えています。
教科横断的な知識を巻き込みながら調べ学習を行います。
例)低気圧→気圧の低い部分→気圧とは何か?なぜ低気圧だと天気が悪くて雲ができるのか?など、国語の中でも理科・社会的な話題を扱います。
書く力
・「てにをは」等を正しく使えているか。
主語と述語の対応関係、係り受けを意識して文を作れているか。
国語力の基となる日本語の文法力を鍛えます。
②算数
・ 計算ができるようになることは当然です。
それに加えて、計算の土台となる部分をしっかり理解します。
- そもそも、「かける」ってどういう意味なの?
- 「わる」ってどういう意味?
- 「小数」「分数」って何なの?
たとえば…

4/5を小数に直すときは、分子÷分母をすればOKです。

だから、4/5を小数にしたいときは、4÷5 をすればいいんです。
こんなふうに教えれば、子どもたちは「分数と小数の換算は」できるようになります。
でも、それは言われたことを、電卓のように処理しているだけです。
まったく頭を使えていません。
これをまなびやさんでは、

4/5を小数に直したい?じゃあ、まず1/2のことを考えてみて。
1/2ってどういう意味って教えたっけ?何個のケーキを何人で分けるの?
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1個のケーキを2人で分ける!

そうだね。
1個のケーキを2人で分ける。式にするとどんな式で表せる?
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えーっと、1÷2?

そうだね!
ってことは、1/2は「1÷2」っていう式と同じ意味なんだね。
じゃあ、さっき言ってた「4/5」は、何個のケーキを何人で分けることなの?
もう自分の力で分かるんじゃない?
このように指導しています。
解き方を丸暗記するのではなく、抽象化して、お子さん自身の力で使いこなせるようになります。
機械的な暗記や計算方法は、その一瞬でしか通用しません。
でも、基礎となる定義や概念を腹の底から理解することができれば、中学・高校で学習の内容が抽象的になっても、どんな教科にも通用する身に付けることができます。
これらを身に付けた生徒たちは、学力の「中1の壁」をいちはやく乗り越えて、中学校の授業に集中することができます。