小学生コース詳細
※定員のため募集を停止しております
2022年度は在籍生のみの指導となります。
指導科目
国語、算数、(理科、社会、英語)
理科・社会・英語は、これらの教科を理解するために必要な学力(教科書や用語を理解できるだけの語彙力や読解力)が十分な場合のみ指導を承ります。
ご希望の場合はお気軽にお問い合わせください。
教材費
国語・算数ともに2,000円~3,000円程度/年
※成績が良好で発展的な学習を行う場合、および学年をさかのぼって補習をする必要があると判断された場合はご家庭のご了承のもと、追加の教材を購入していただく場合もございます。
各コース内容の説明
【お子さまにこんな傾向がありませんか?】
公立小学校の授業やテストでは、「どうしてその答えが出たのか?」という思考の過程がほとんど重要視されていません。
答えの欄に正しい答えが書いてあれば、それで自動的に〇が付いてしまいます。
しかし、果たしてそれで良いのでしょうか?
私が小学生の算数を指導していると、こんな生徒によく出会います。
例題1)10平方メートルの部屋に5人の人がいます。1人あたり何平方メートルの広さになりますか?
生徒→10÷5で、2。 だから2平方メートル!→正解!
例題2)10平方メートルの部屋に5人の人がいます。1平方メートルあたり何人の人がいますか?
生徒→10÷5で、2。 だから2人!→× 先生→不正解。再テストです。
生徒→じゃあ5÷10=0.5。 だから0.5人だ!→正解!
教育熱心なご家庭なら、この勉強(?)の恐ろしさが分かるはずです。
どうしてこんな思考が育ってしまうかと言うと、
小学校の算数は「問題文に書いてある数字を適当にかけたり割ったりすれば当たる!」と、子どもが学習してしまっているから
です。
このような思考法でも簡単に100点、あるいはそれに近い点数が取れてしまう。それが公立小学校のテストなのです。
しかし、中学校に入ると勉強は一気に抽象的に、難しくなります。
上のような考え方の子が、xやyなどの文字を扱うとどうなるか…想像に難くないと思います。
小学生のうちにこそ
なぜこの答えが出たのか
どうしてその式を作ったのか
を1つずつ丁寧に考えさせるべきである。
その過程で、生涯にわたるその子の学力の基礎が築かれる。
これが、まなびやさん小学生コースの基本的な考え方です。
これは算数だけでなく、国語や理科・社会の指導でも同じです。
すべてのコースに共通すること
まなびやさん小学生コースでは、
・小学校で習っていることを完璧に理解し、つまずきなく中学校に入るための基礎学力を身に付けること
・学習習慣や、自分で学習を継続できる力を身に付けること
この2つを目的にしています。
中でも小学生段階で最も重視しているのは、自分が伝えたいことを分かりやすく相手に伝える力(=表現力)を育てることです。
そのために…
問題を解くときは必ず根拠をもって答えること、そしてその根拠を自分の言葉で説明すること。
説明が難しい時も丸暗記はせず、講師の助けを借りながら自分の言葉を探すこと。
この指導を徹底しています。
教材は基本的にお子さまが通われている小学校の使用教科書に合わせたテキストを使いますが、習熟状況に応じて漢字・語彙力強化、文章力強化などをご提案をさせていただく場合もございます。
学力的に余裕がある場合は、お子さまの興味関心に合わせて発展的な内容のカリキュラムをご提案いたします。
中学校の勉強は、「小学校で習ったことを理解している」という前提で進んでいきます。
中学校生活をより楽しむためにも、もし少しでも小学校の勉強の理解度に不安があるなら、ぜひ一度まなびやさんの無料体験授業を受けてみてください。
※現在のところ中学受験指導は行っておりません。
①国語
・「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つの観点から、国語の基礎力を徹底的に鍛えます。
基本的には学校の進度に合わせて漢字→音読→辞書ひき→読解と、順序だてて国語力をつけていきます。
・学校の勉強で物足りない生徒には、好きな本(気になるニュースや新聞記事、流行の話題など何でも)を教材に使用し、楽しみながら自分の考えを整理し、発信する力をつけていきます。
聞く力
・講師の音読や発表を聞き、どんなふうに読めば相手に伝わりやすいかを考えます。
・日本語のアクセントや音読のリズムを、講師の真似をしながら学びます。
話す力
・上記「聞く力」を基にして、音読を繰り返し行います。日本語の適切なリズムを体と頭で身につけます。
・解いた問題に関して、どういった根拠でその答えを書いたのか・選んだのかを自分の言葉で説明してもらいます。
→自分の考えを、相手に論理的に説明できる表現力を鍛えます。
読む力
・漢字の覚え方指導
→丸暗記ではなく、漢字の意味を考えながら覚えます。
漢字の成り立ちとつくりの特徴、部首の種類と意味などを理解します。
・語彙力の強化
→知らない言葉は必ず調べ、メモをします。辞書やタブレットを使用し、画像や動画検索も行います。
調べ方を学ぶことも、非常に重要な国語教育だと考えています。
教科横断的な知識を巻き込みながら調べ学習を行います。
例)低気圧→気圧の低い部分→気圧とは何か?なぜ低気圧だと天気が悪くて雲ができるのか?など、国語の中でも理科・社会的な話題を扱います。
書く力
・「てにをは」等を正しく使えているか。
主語と述語の対応関係、係り受けを意識して文を作れているか。
国語力の基となる日本語の文法力を鍛えます。
②算数
・ 計算ができるようになることは当然ですが、
そもそも「かける」とはどういうことなのか?「わる」とはどういうことなのか?
「小数」「分数」とは何なのか?
という、計算の土台となる部分(=「定義」の理解)を徹底的に鍛えます。
例えば、
A講師:「4/5を小数に直すには分子÷分母をすればいいんだよ。だから4/5=4÷5=0.8だよ。」
と教えれば、子どもたちは「分数と小数の換算は」できるようになります。
しかしそれは電卓が計算するように、言われた規則を機械的に処理しているだけです。まったく頭を使えていません。
これをまなびやさんでは、
塾長:「4/5を小数に直したい?じゃあまず1/2のことを考えてごらん。1/2ってどういう意味って教えたっけ?何個のケーキを何人で分けるの?」
Aさん:「1個のケーキを2人で分ける!」
塾長:「そうだね。1個のケーキを2人で分ける。式にするとどんな式で表せる?」
Aさん:「えーっと、1÷2?」
塾長:「そうだね!ってことは、1/2は『1÷2』っていう式と同じ意味なんだね。じゃあさっき言ってた4/5は何個のケーキを何人で分けることなの?もう自分の力で分かるんじゃない?」
このように指導しています。
繰り返しますが、機械的に計算するだけなら電卓を使えばいいことです。
これから中学、高校、大学と数学を学んでいく小学生たちには、基礎となる「定義・概念」をしっかり理解してもらうことを最優先して指導します。
機械的な計算法はその場その時でしか通用しませんが、基礎となる定義や概念を腹の底から理解することができれば、中学校で文字が出てきて内容が抽象的になろうと、難しい文章題であろうと、すべての数学範囲に通用する力を身に付けることができます。
これらを身に付けた生徒たちは、学力の「中1ギャップ」「中1の壁」をいちはやく乗り越えて中学校の学習内容に集中することができます。