【小中学生向け】作文の表現力を上げる書き方-「楽しかった」を卒業するコツをプロが解説!

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女の子
女の子

このページでは作文の表現力をアップさせる方法を紹介してるよ!

塾長
塾長

自分らしい言葉で作文を書きたい
気持ちをあらわす言葉を増やしたい
・文が単調になっちゃう

そんな人に、プロの作文講師オススメの方法を紹介します!

1.自分の気持ちに「ピッタリ」な言葉を見つけよう!

ペンギン君
ペンギン君

作文を書いてると、いつも楽しかったきんちょうしたばっかりになっちゃうんだ…

女の子
女の子

もっといろんな言葉で気持ちを表せたらかっこいいのにね~

塾長
塾長

そんなときは、気持ちを表す言葉を「言いかえる」という方法が使えます!
次の章で、楽しい/うれしい/きんちょう/くやしいの4つの気持ちの言いかえを紹介しますね!

気持ちを表す言葉の「言いかえ」フレーズ40選

塾長
塾長

まずは楽しかったの言いかえ表現を紹介しますね!

女の子
女の子

自分の気持ちを「ピッタリ表すことば」で書けると、作文はすっごく楽しくなるんだよ!
下のフレーズから、自分の気持ちに近いものを探してみてね!

① 楽しかった / 楽しみだった時

ポイント

📌「楽しかった」の言い換え表現

  1. いつの間にか、夢中になっていました
  2. 最高の気分でした
  3. 自然と顔がにやけていました
  4. 充実感でいっぱいでした
  5. 今までで一番、たっせい感を感じました
  6. 思わずスキップしたくなるような気持ちでした
  7. 楽しみでたまりませんでした
  8. 楽しみすぎて、いてもたってもいられませんでした
  9. 楽しみすぎて、きのうの夜はあまり眠れませんでした
  10. 〇〇のことが気になって、先生の話が頭に入ってきませんでした
塾長
塾長

・「夢中になった」強い楽しさ
・「自然と顔がにやけた」思わず笑顔になってしまうような楽しさ
・「充実感」何かをなしとげたときの楽しさ
というように、それぞれ違った気持ちを表現できるんですよ。

女の子
女の子

自分の気持ちにピッタリの表現を選べたら楽しそう!

ペンギン君
ペンギン君

他にはどんなパターンがあるのかな?

②うれしかった時

ポイント

📌「うれしかった」の言い換え表現

  1. 嬉しくてしかたがなかった / 心から嬉しいと感じた
  2. (言葉を聞いて)温かい気持ちになりました
  3. (言葉を聞いて)胸が熱くなるのを感じました
  4. 心の底から嬉しさがこみ上げてきました
  5. 嬉しさがおさえられませんでした
  6. 思わずにやけてしまいました
  7. 飛び上がりたいほど嬉しかった
  8. 感激して、涙が出そうになりました
  9. 今までで一番感動しました
  10. 幸せな気持ちになりました
塾長
塾長

「温かい気持ち」は、相手の優しさにふれたときのうれしさ
「胸が熱くなった」感動的なうれしさ
「涙が出そうになった」深く感謝したときのうれしさ
という違いを表現できます!

女の子
女の子

次はきんちょうしたときの表し方!

③ きんちょうした時

ポイント

📌「きんちょうした」の言い換え表現

  1. きんちょうで頭がまっ白になりました
  2. 強いプレッシャーを感じました
  3. 不安で仕方がありませんでした
  4. 手のひらから汗が出てきました
  5. 冷や汗が出てきました
  6. ドキドキするのを止めることができませんでした
  7. 気が気ではありませんでした
  8. きんちょうで足がガクガクしました
  9. きんちょうで息が苦しくなってきました
  10. 気持ちを落ち着けるために、意味もなく部屋の中をグルグルと歩き回っていました
塾長
塾長

「頭がまっ白になった」強いきんちょう
「手のひらから汗が出てきた」体に表れるきんちょう
「グルグルと歩き回った」はきんちょうしたときの行動
というように、それぞれ違った気持ちの状態を表現できます!

女の子
女の子

きんちょうは体や行動に表れることが多いよ!
自分の体や行動がどんなふうにいつもと違ったかを書くと、気持ちがリアルに伝わるよ!

ペンギン君
ペンギン君

次はくやしかったときの表し方!

④くやしかった時

ポイント

📌「くやしかった」の言い換え表現

  1. くやしくて涙が出そうでした
  2. 拳をにぎりしめました
  3. 大声で叫びたいほどくやしい気持ちでした
  4. 自分が許せませんでした
  5. 情けない気持ちになりました
  6. 胸が苦しくなりました
  7. くやしくて、何もできない自分を責めました
  8. くやしくて、「このままじゃいけない。」と強く思いました
  9. くやしくて、これまでの自分を反省しました
  10. 何度も体育館を振り返りました
ペンギン君
ペンギン君

「涙が出そうになった」体に表れるくやしさ、
「自分が許せなかった」自分のふがいなさへのくやしさ
みたいに、それぞれ違った気持ちが表現できるよ!

女の子
女の子

「これまでの自分を反省した」みたいに、後悔から前向きな気持ちに変わる表現も使えたらステキだな~!

2. リアルな感覚を伝えよう!-体の変化や五感であらわす-

① 体の変化をことばにしよう!

ペンギン君
ペンギン君

体に起きた変化をくわしく書くと、リアルな気持ちやじょうきょうを表現できるよ!

体のじょうたいを表すフレーズ18選

ポイント

📌ポイント:体の「変化」や「感覚」を思い出してみよう!

  1. … 山に登り始めてから三時間。疲れて頭がクラクラしてきました
  2. 髪の毛秋の風が髪を通り抜けていきます。とても心地よい気分でした
  3. … すごく恥ずかしくて、耳(顔)が熱くなるのが分かりました
  4. (おでこ)… 額から落ちてきた汗が目に入りそうでした
  5. … きんちょうのせいで涙が出そうです
  6. ほっぺた … その猫はあまりにかわいくて、思わずほほがゆるんでしまいました
  7. あご … 〇〇君はうーん、とあごに手をあてて考え込んでいました
  8. … あまりのきんちょうで、拭いても拭いても手のひらから汗が出てきます
  9. … どんなにがんばっても、指のふるえを止めることができませんでした
  10. 胸いっぱいに息をすい込みました
  11. お腹お腹の底から声を出しました
  12. お尻 …へとへとになって、その場に座りこんでしまいました
  13. … きんちょうのせいで、足がうまく動きません
  14. … たいそう服が、汗でべっとり肌にはりついてきます
  15. ふるえ … 寒さであごがガクガクふるえます
  16. 空腹 … 空腹のせいでみんなイライラしていて、なかなか意見が決まりませんでした
  17. のどのかわき … きんちょうでのどがカラカラにかわいて、声がうまく出ませんでした
  18. 体のかたさ … きんちょうのせいで体がガチガチにかたくなり、思ったように動けませんでした
女の子
女の子

こんな表現がサラッと使えたらかっこいいな~!

塾長
塾長

頭→顔→肩→お腹→足 みたいに、上からじゅん番に考えていくと思いつきやすいですよ。
いろんな表現を楽しんでくださいね!

② 五感をことばで表そう!

塾長
塾長

五感(ごかん)というのは、

1. 目=見えたもの(色、形、大きさ、太陽の日ざし など)
2. 耳=聞こえたもの(声、音楽、足音 など)
3. 鼻=におい(土や風のにおい など)
4. 舌=(のどのかわき、お弁当の味 など)
5. 肌=感しょく(手ざわり、熱さ、冷たさ、風の強さ など)

のことです。

女の子
女の子

この5つを言葉にするだけで、作文の表現がグッと豊かになるんだよ!

ポイント

📌「五感」の表現を使えばリアルさアップ!

  1. 見えたもの:
    青い空を見上げて、今日は絶対にいい運動会になりそうだと思いました。
  2. 聞こえたもの:
    応援席から「がんばれー。」という大きな声が聞こえて、勇気がわいてきました。
  3. におい:
    山の上では草のさわやかなにおいがして、一気に疲れがとれたような気持ちになりました。
  4. 味:
    三時間もあるいてお腹がぺこぺこだったので、お弁当の味がいつもよりずっとおいしく感じました。
  5. 感しょく:
    バトンを手にした時、ツルツルしていて重たくて、「ぜったいに落とさないようにしなくちゃ。」と思いました。
ペンギン君
ペンギン君

ただ「バトンを落としそうで心配でした」って書くよりも、↑みたいに書いた方が迫力がある感じがする!

女の子
女の子

五感を言葉にすると、自分の感覚を相手にリアルに伝えることができるんだよ!

3. りん場感(はくりょく)を出そう!-まわりの様子を書く-

ペンギン君
ペンギン君

気持ちを表すテクニックっていっぱいあるんだね~。

女の子
女の子

1.気持ちの言いかえ
2.体の変化
3.五感を使う

…同じ気持ちでも、いろんな表現の仕方があるんですね!

塾長
塾長

そうなんです!
最後にこの章では、まわりの様子を使って臨場感を出す方法を紹介します。

ペンギン君
ペンギン君

ここまでの方法と何が違うの?

塾長
塾長

ここまでに紹介したのは、「自分を中心にした表現」でした。
この表現法はリアルな反面、作文に空間的な広がりを出しづらいという欠点があります。
でも、この章で紹介する「視点をまわりに移す」というテクニックを使うと、作文に広がりと臨場感を出すことができるんです!

ペンギン君
ペンギン君

ほえ~。
なんだか難しそうだけど、とりあえず教えてください!

臨場感を出すときのポイント|視点を「自分」→「まわり」に移してみよう!

女の子
女の子

まわりで起きていたことを書くと、読んでいる人がその場にいるような迫力を出せるんだよ!

ポイント

📌まわりに「見えたもの」「聞こえたもの」「いた人」を思い出してみよう!

① 見えたもの:

  1. そのとき、遠くにチラッと山頂が見えました
  2. ゴールテープが風でひらひらゆれているのが見えました
  3. 友だちが必死に応援しているのが見えました
  4. 相手チームの人が必死に走ってくるのが見えました
  5. お母さんが一生けんめい手をふっているのが見えました

② 聞こえたこと:

  1. かん客せきから大きな応援の声が聞こえました
  2. きれいな鳥の声が聞こえてきました
  3. 先生の笛がピーッと高く鳴りました
  4. がすごい勢いで屋根をたたいています
  5. 友だちの足音がバタバタと近づいてきました

③ 誰かの発言:

  1. 友だちが「だいじょうぶ、きっとできるよ。」と声をかけてくれました
  2. お父さんは「そんなこと気にしなくていいだろ。」言いましたが、わたしは納得できません。
  3. 「どうせ、こんなことやっても無駄だよ。」と、誰かがつぶやいたのが聞こえました。
  4. 「やってみなくちゃ分からないだろ。一回やってみようぜ。」〇〇くんはそう言うと、さっそく練習を始めました。
塾長
塾長

「見えたもの」「聞こえたもの」「誰かの発言」を書くと、その場面がパッと頭に浮かぶ感じがしませんか?

女の子
女の子

たしかにするかも!
「ゴールテープが風でひらひらゆれているのが見えました」って書いてあると、ゴールまであと何メートルくらいかが自然に伝わってくる感じがします!

「大きな応援の声が聞こえました」って書いてあると、どんな声が聞こえたのか想像しちゃうかも。

塾長
塾長

そうですよね。
まわりの様子を書くと、読む人が「こんな様子だったのかな?」って、勝手に想像してくれるんです。
だから自然に、臨場感のある文章になるんですよ。

女の子
女の子

そうなんですね!
今度からは自分の気持ちだけじゃなくて、まわりに何があったか?も書いてみます!

おわりに:作文で困った時はここを見て!

作文の宿題って大変なんだよね…

まなびやさんでは、他にもいろんな作文の書き方を紹介してるよ!

塾長
塾長

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